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言語の動態と多様性プロジェクト(LingDy2)

基幹研究とは,共同利用・共同研究拠点である本研究所の中期的研究戦略の柱として,研究所内で自発的に組織された研究班によって展開される共同研究軸です。
以下は,2010(平成22)年度から設定された言語学系の基幹研究です。

ウェブサイト: https://lingdy.aa-ken.jp/

計画期間:2013(平成25)〜2017(平成29)年度
代表者:塩原朝子
関連所員:安達真弓,倉部慶太,呉人徳司,児倉徳和,澤田英夫,品川大輔,中山俊秀,星泉,山越康裕,渡辺己

概要

LingDy2(2013~2017年度、中期計画により2015年度で打ち切り)は LingDy を引き継ぎ、言語の生成・変化・消滅という動態と言語間に見られる多様性に関する高度な学術研究を推進する一方で、その成果を危機言語コミュニティを中心とした国際社会での問題解決・ニーズ対応に応用・還元する研究を先導できる統合的研究拠点に機能を高めることを目指しました。さらにこの機能を、本事業期間を越えて長期的に持続させるために、国際コンソーシアム及び研究連携プラットフォームを基盤とした研究連携・相互支援体制を構築すると共に、積極的な次世代育成(共同研究リーダー育成や大学をこえたトレーニングの提供などにより将来につながる研究コミュニティの形成)を行っていきました。

具体的には以下のような活動を通して関連研究を先導していきます。

1. 危機言語・言語多様性に関する2つのネットワークの確立
  a. 学術的ネットワークの拡充
  危機言語の調査研究の推進と成果のデジタル化・資源化
  言語多様性の類型と差異の深さに関する研究・データベース構築
  b. 研究還元ネットワークの構築
  学術研究の応用・還元に関する手法研究と普及
  危機言語コミュニティとの共同研究・アウトリーチ・問題解決能力育成活動
2. ネットワークの基盤となるインフラの整備
  研究の有機的連携・融合を支えるオンライン共同研究プラットフォームの構築
  言語調査データのアーカイブ・資源共有体制構築
  研究資源の共同利用と研究連携に関する新しい手法の研究と普及
3. ネットワークを継承する次世代研究者の育成
  大学の枠をこえた若手研究者トレーニング環境の提供および研究コミュニティの育成
  共同研究の先導・企画運営の実践的経験を積むための雇用機会の提供

関連プロジェクト



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