本研究所では,アジア・アフリカの言語と文化を中心としたさまざまな研究を推進するために,文部科学省の「科学研究費補助金」や民間の財団による研究助成に積極的に応募し,研究経費を獲得しています。近年は民間機関と共同で行う研究プロジェクトも発足し,研究成果のより実践的な応用にも貢献しています。
以下で紹介するのは,このような外部資金によってAA研で展開している研究プロジェクトです。
課題名 | 研究代表者 | 期間(年度) |
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学術変革領域研究(A) | ||
イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造 | 黒木英充 | 2020–2025 |
イスラームの知の変換 | 野田仁 | 2020–2025 |
移民・難民とコミュニティ形成 | 黒木英充 | 2020–2025 |
イスラーム共同体の理念と国家体系 | 近藤信彰 | 2020–2025 |
基盤研究(S) | ||
社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓 | 河合香吏 | 2019–2023 |
基盤研究(A)一般 | ||
現代南アジアにおけるムスリム社会の多極化の傾向-テロとツーリズム | 外川昌彦 | 2019–2023 |
イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究 | 長澤榮治 | 2020–2023 |
大規模日本語定型表現抽出と構造分析による帰納的文法再構築及び日本語教育への応用 | 芝野耕司 | 2020–2024 |
基盤研究(B)一般 | ||
暴力による民主主義の20世紀:トランスナショナルヒストリーの試み | 長縄宣博 | 2018–2023 |
ペルシア語歴史物語の生成、伝播、受容に関する学際的研究 | 近藤信彰 | 2020–2023 |
言語喪失の動態の研究:沖永良部語若年層話者における言語消滅メカニズムの解明 | 中山俊秀 | 2020–2023 |
ビルマの少数民族言語に関する類型的・系統的俯瞰像の構築 | 澤田英夫 | 2020–2024 |
ものの人類学的研究―技芸複合の視点から | 床呂郁哉 | 2020–2024 |
フィールドデータと文献資料をつなぐ「チベット語民俗語彙=用例データベース」の構築 | 星泉 | 2020–2024 |
「コロナ状況」下で育まれる芸能―危機への応答・身体性をめぐる交渉・社会との関係 | 吉田ゆか子 | 2021–2023 |
第2次イタリア・エチオピア戦争をめぐる人種・民族問題の研究 | 石川博樹 | 2021–2024 |
死の人類学再考:アフェクト/情動論による「現実」への人類学的手法による探究 | 西井凉子 | 2021–2025 |
「文」の規定にかんする記述的研究 | 山越康裕 | 2022–2024 |
世俗化と風紀に関する宗教・地域間比較:一神教社会を中心に | 高尾賢一郎 | 2022–2025 |
現代東部アフリカ社会をゆるがすセクシュアリティ・結婚の変容とシングル化 | 椎野若菜 | 2022–2025 |
ヒマラヤ西部におけるチベット系ムスリムの総合的研究 | 小倉智史 | 2022–2025 |
基盤研究(C)一般 | ||
ジョゼフ=シャルル・マルドリュス遺贈未公開手稿カルネの翻刻と分析 | 小田淳一 | 2020–2023 |
「人骨研究」と植民地主義―ヨーロッパ・アフリカ・日本 | 永原陽子 | 2020–2023 |
パラレルコーパスに基づくマレー語変種にみられる「一致」の発達についての研究 | 塩原朝子 | 2020–2024 |
原子力開発のグローバルなネットワークの周縁における生活世界の変容の人類学 | 内山田康 | 2021–2023 |
マダガスカルにおける民衆暴力の生成基盤と国家権力との再帰性をめぐる人類学的研究 | 深澤秀夫 | 2021–2024 |
若手研究 | ||
琉球諸語における声門化子音の類型的・歴史的研究 | 青井隼人 | 2020–2023 |
宗教現象の再画定をめぐる宗教人類学的研究――ケニア、ドゥルマ社会の悪魔崇拝言説 | 岡本圭史 | 2020–2023 |
失われつつあるカチン族の言語文化の記録・保存・継承 | 倉部慶太 | 2020–2023 |
南アフリカにおけるズールー・エスニシティの変容:人種隔離から排外主義へ | 上林朋広 | 2021–2024 |
寛容な社会性をもつニホンザルの離乳期の育児:子どもの中で子を育てる | 谷口晴香 | 2021–2024 |
在日ベトナム系「コミュニティ」の再定義:居住地域の言語景観から考える | 安達真弓 | 2022–2026 |
南九州における関係人口創出のインテンシティと生物多様性の関連 | 川添達朗 | 2022–2024 |
特別研究員奨励費 | ||
危機言語の復興に向けたアクションリサーチ | 横山晶子 | 2020–2023 |
近世ペルシア語文化圏における芸術・詩芸・宗教の関係:芸術家と美術品の移動を切口に | 神田惟 | 2021-2023 |
ハワイ語直示表現の記述的研究 | 岩崎加奈絵 | 2021-2023 |
「創られた伝統」の浸透:南アフリカにおける人種隔離政策とズールー語歴史叙述 | 上林朋広 | 2021-2023 |
インド独立運動史と日本との関係 | 外川昌彦 | 2022-2024 |
継続的な分野横断研究のプラットフォーム構築:琉球諸語と言語類型論の協働を目指して | 占部由子 | 2022-2024 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) | ||
インドネシア・フィリピンにおける少数言語の記録とコーパス構築に基づく研究 | 塩原朝子 | 2019–2023 |
インド洋西域島嶼社会における包摂・接合・分離をめぐる共和制と多元問題の共同研究 | 深澤秀夫 | 2019–2024 |
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