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基幹研究(歴史学・地域研究)

基幹研究とは,共同利用・共同研究拠点である本研究所の中期的研究戦略の柱として,研究所内で自発的に組織された研究班によって展開される共同研究軸です。
以下2つは,2010(平成22)年度から3年間の計画で設定された歴史学系・地域研究系の基幹研究です。

中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成

計画期間:2010(平成22)〜2012(平成24)年度
代表者:黒木英充
関連所員:飯塚正人,小田淳一,近藤信彰,高松洋一,床呂郁哉,西井凉子,錦田愛子

概要

本基幹研究は,中東から東南アジアまでを含めたイスラーム圏において観察される人間移動と,諸宗教宗派・民族の織りなす社会関係とを連関させて,「多であること」の問題性を追究する。多元的社会の生成過程とイスラーム的ネットワーク拡張の動態,移民・難民の政治社会空間に対する影響,個人・集団のアイデンティティ戦略と政治思想の連関,などの問題に取り組む。
本基幹研究は,2005(平成17)〜2009(平成21)年度「中東イスラーム研究教育プロジェクト」の発展形である。ベイルート・コタキナバル両海外拠点を管轄するフィールドサイエンス研究企画センターや,MEIS「中東イスラーム研究拠点」と連携しながら,ベイルート拠点において共同利用・共同研究課題を国際的規模で推進する。また中東☆イスラーム研究/教育セミナー,ベイルート若手研究者報告会や歴史文書セミナーなどを通じて次世代研究者の育成にも当たる。さらに歴史的画像資料などの修復やデジタル化,それを使った研究成果の社会還元を積極的に行う予定である。

ウェブサイト

http://meis2.aacore.jp/?lang=ja

関連プロジェクト

アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求

計画期間:2010(平成22)〜2012(平成24)年度
代表者:永原陽子
関連所員:石川博樹,河合香吏,椎野若菜,深澤秀夫

概要

本基幹研究の主たる目的は,グローバル化のなかで大きな変容を迫られているアフリカ諸地域の文化を研究する本研究所の人類学・地域研究(歴史学)研究者が,各自の研究活動に立脚しつつ,共同で多元的世界像の探求・構築を進めることである。
アフリカ文化研究の具体的トピックとしては,たとえば,植民地経験と社会変化,遊牧民/牧畜民と農耕民,人の移動と集団間関係,社会の中の女性/シングル,などがあげられる。メンバーが個々にこのようなトピックで研究をすすめつつ,研究班全体として,公開研究会・セミナーの開催,海外研究者との連携によるシンポジウムの開催などを行い,ウェブサイト等をつうじて研究成果の発信を行う。
以上のようなアフリカ文化の基礎研究は,紛争・難民,政治的民主化,社会的差別等,現代アフリカの抱える諸問題の理解と解決に不可欠であるばかりでなく,それらの問題の根本にある近現代世界の構造そのものを問い直し多元的な世界像を構築するのに寄与するものと期待される。

ウェブサイト

http://aaafrica.aacore.jp/

関連プロジェクト



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