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過去の基幹研究:人類学におけるミクロ-マクロ系の連関

基幹研究とは,共同利用・共同研究拠点である本研究所の中期的研究戦略の柱として,研究所内で自発的に組織された研究班によって展開される共同研究軸です。
以下は,2010(平成22)年度から設定された人類学系の基幹研究です。

ウェブサイト: http://www.aa.tufs.ac.jp/kikanjinrui/

計画期間:2010(平成22)〜2015(平成27)年度
代表者:西井凉子
関連所員:小田淳一(2010~2012年度),河合香吏,栗原浩英(2013年度~),椎野若菜,高島淳,高知尾仁(2010~2011年度),津田浩司(2010~2011年度),床呂郁哉,深澤秀夫,錦田愛子(2010~2012年度),真島一郎(2012年度~),三尾裕子

概要

人類学はある時期まで,小規模社会のフィールドワークを活動の中心としてきた。しかし近年,上位の政治社会にあたる国民国家や「近代世界システム」をはじめ,トランスナショナルな規模にまたがる社会・文化圏,さらにはグローバルな地球環境まで視野に入れたマクロ・パースペクティヴへの関心が高まってきた。
また他方では,その対極にむかう方向性として,個々人の身体性を考察の起点とした間身体的実践,ハビトゥス,熟練と暗黙知,アフォーダンス,社会空間など,ミクロ・パースペクティヴを軸とした問題系も同時に浮上しつつある。
こうした国内外の研究動向をまえに,人類学的思考として現在求められているのは,地域別の研究や個別の主題に基づく調査研究をこえた次元での,新たな概念化と理論化の試みである。本研究は,その点で先導的な役割をになうことを目標とする。具体的には,個人と社会,構造とエージェンシーといった二項対立の構図をこえた地点から,身体や実践の主題をめぐるミクロ領域での研究と,広域におよぶ空間移動や生物進化のダイナミクスまで射程に入れたマクロな時間軸に基づく研究との,接合ないし理論構築にかかわる研究成果の呈示を企図するものである。

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