AA研トップ > 共同利用・共同研究 > 共同利用・共同研究課題 > 社会開発分野におけるフィールドワークの技...
文字の大きさ : [大きく] [標準] [小さく]

AA研共同利用・共同研究課題

社会開発分野におけるフィールドワークの技術的融合を目指して

sample

キーワード

  • フィールドワーク
  • 社会調査
  • 量的調査
  • 質的調査
  • 社会開発
  • 開発援助
  • 文理融合
  • 学際研究
  • 人文科学
  • 自然科学

関連地域

  • 広域

ウェブサイト

http://lalombe.icurus.jp/yugo_ken/

プロジェクトについて

期間:2010-2012年度

本研究課題は,文化人類学に隣接した今日的な実践的分野である社会開発における研究活動に必要とされるフィールドワークの技術的融合を目的とする。具体的には,(1)参与観察とインタビュー調査を中心とする文化人類学の方法論を,広い意味での社会調査のなかに適切に位置づける,(2)疫学・統計といった数量的調査および空間情報システム(GIS)によるアウトカムを,質的調査の成果と組み合わせる方法を模索する,(3)アジア・アフリカにおける人口静態・動態調査(Demographic Surveillance System)のアウトカムに対しての検討を適して技術的融合の可能性を探るおよび(4)これらの技術を参加型開発の実践に応用する手法を見いだす,以上の4点を活動内容とする。社会開発分野においては人類学と同様に「フィールドワーク」を必要とするはいえ,Rapid Ethnographic Method (Rapid Appraisal)のような,時間をかけずに手っ取り早く誠査を済ませる方法論が提唱されている。しかし我々は,このような「目的に向かつて単線的に進む調査手法」からそぎ落とされてしまう「ノイズ」にも注目し,従来型の地域の文脈に根ざした人類学的な手法,「問題をめぐって発見をあぶり出していく螺旋的思考運動」を,多様な分野における調査・分析方法と具体的データを事例に吟味し議論しつつ,新たなフィールドワークの方法論へと結びつけたいと考えている。こうした取り組みは,人類学における開発の分野だけでなく,国際保健分野などにおいて,いわゆる質的調査への需要が高まっているなかで,大きな意義を持つであろう。

研究代表者 増田研(長崎大学)

プロジェクト・メンバー

研究代表者

  • 増田研(長崎大学)

AA研所員

  • 椎野若菜(副代表)

共同研究員

  • 石森大知
  • 小國和子
  • 亀井伸孝
  • 佐藤廉也
  • 白石壮一郎
  • 白川千尋
  • 杉田映理
  • 孫曉剛
  • 野村亜由美
  • 波佐間逸博
  • 古澤拓郎
  • 宮地歌織
  • 宮本真二

研究成果

研究会

2012年度第4回研究会(通算第11回目)

  • 日時:2013年3月30日(土)13:00-18:30
  • 場所:本郷サテライト7階
  • セッション1
  • 増田研(AA研共同研究員,長崎大学)
    「融合研の総括と今後の展望」
    コメンテータ:山本秀樹(帝京大学)
  • セッション2:次なるステップの模索
  • 亀井伸孝(AA研共同研究員,愛知県立大学)
    「融合と応答: フィールドワークはだれとともにあるか」
    椎野若菜(AA研所員)
    「企画進行中のフィールドワークに関する本について」
    宮地歌織(AA研共同研究員,佐賀大学)
    「SMART人類学の実践に向けて:PASS Japanのこれから」

2012年度第3回研究会(通算第10回目)

  • 日時:2012年11月10日(土)13:30-19:00
  • 場所:本郷サテライト4階
  • 共催:日本文化人類学会課題研究懇談会「応答の人類学」
  • 《フィールドワークの失敗学》
  • 亀井伸孝(AA研共同研究員,愛知県立大学)
    趣旨説明「私は最初の出会いで失敗した―カメルーンの熱帯雨林にて」
    山北輝裕(日本大学)
    「私は選択で失敗した?」
    村尾るみこ(AA研研究機関研究員)
    「私は難民定住地で失敗した―難民の生計調査での試行錯誤」
    宮本真二(AA研共同研究員,岡山理科大学)
    「私は狭い視野で失敗した―ヒマラヤで,博物館で」
    飯嶋秀治(九州大学)
    「私は報告書の返却に失敗した―フィールドに応答する多様な形態」
    全員
    総合討論「フィールドワークの失敗学は可能か」
  • コメンテータ:青山和佳(北海道大学),小國和子(AA研共同研究員,日本福祉大学)

2012年度第2回研究会(通算第9回目)

  • 日時:2012年8月4日(土)13:30-18:30
  • 場所:本郷サテライト7階
  • 共催:基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」
  • 《調査技法からみる開発と人類学》
  • 開発援助の現場で人類学的調査手法はどう活用し得るのか。今回の研究会では,文化人類学をバックグランドに持つ4人の発表者に,JICAなどの国際協力実施機関のプロジェクトにおいて調査や技術協力を実践した経験を語って頂く。
  • コーディネーター:杉田映理(AA研共同研究員,東洋大学)
  • 白川千尋(AA研共同研究員,国立民族学博物館)
    「KAPサーベイと文化人類学」
    徳岡泰輔 (株式会社タスクアソシエーツ)
    「技術移転の実践プロセス」を通したフィールドワークの技術的融合:機械化農業から生活戦略への越境的試論」
    縄田浩志(総合地球環境学研究所)
    「伝統的知識と近代技術の融合としての在来実践:スーダン東部ガダーリフ州半乾燥地域における耕耘機とディスク犂を用いた在来農法「サルワラ」について」
    田中清文(国際開発センター/JICAスーダン・カッサラ復興支援プロジェクト)
    「人類学の落ちこぼれはなぜ名刺に人類学と刷っているのか?:国際開発業界での人類学徒の生き残り戦術」

2012年度第1回研究会(通算第8回目)

  • 日時:2012年7月1日(日)13:30-18:30
  • 場所:本郷サテライト7階
  • 後藤健介(長崎大学熱帯医学研究所)
    「スリランカにおける保健医療問題とその対策のためのHDSS構築について」
    西本太(総合地球環境学研究所)
    「ラオス農村地域を事例とした過去50年間の人口変化の復元」

2011年度第3回研究会(通算第7回目)

  • 日時:2012年2月12日(日)10:00-19:30
  • 場所:本郷サテライト7階
  • 増田研(AA研共同研究員,長崎大学)
    「民族誌を書くのに必要なタイムスパン:SMART人類学のTをめぐって」
    報告書(和文)(518KB)
    白石壮一郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「融合・共同研究の現場―サブサハラアフリカ地域での制度と実際」
    報告書(和文)(113KB)
    海野るみ(明治学院大学)
    「フィールドを生きる―“Truth be in the field”の精神」
    報告書(和文)(525KB)
    全体討論

2011年度第2回研究会(通算第6回目)

  • 国際研究集会「学際的フィールドワークの方法をめざした人類学と公衆衛生」
  • 日時:2011年11月23日(水)10:00-18:00
  • 場所:AA研マルチメディア会議(304)
  • 使用言語:英語
  • 共催:AA研共同利用・共同研究課題「社会開発分野におけるフィールドワークの技術的融合を目指して」
  • 増田研(AA研共同研究員,長崎大学)
    「趣旨説明」
  • セッション1:どのように我々は,公衆衛生の分野で人類学を適用するか
  • ホアン・ムエラ・リベラ(PASSインターナショナル,ロヴィラ・イ・ヴィルギィリ大学)
    「住民参加のプロジェクトにおける医療人類学」
    コーエン・ピーターズ(PASSインターナショナル,熱帯医学アントワープ研究所)
    「医師と吸血鬼:中部アフリカの血液販売の恐怖。臨床試験における人類学的研究の応用」
    討論
  • セッション2:どのようにわれわれは医療の現場と人類学をコラボできるだろうか?:ケニアの場合
  • モハメッド・カラマ(ケニア中央医学研究所)
    「ケニアにおける関連ミレニアム開発目標に関する健康部門の達成にむけた社会とコミュニティベースの課題」
    トム・オンディチョ(ナイロビ大学)
    「ケニアにおける女性に対する暴力:公衆衛生上の一問題」
    宮地歌織(AA研共同研究員,長崎大学)
    「DSS(demographic surveillance system,人口静態・動態調査システム)における人類学者の関与」
    討論
  • 日時:2011年11月24日(木)9:00-12:40
  • 場所:AA研マルチメディア会議(304)
  • 使用言語:英語
  • 共催:AA研共同利用・共同研究課題「社会開発分野におけるフィールドワークの技術的融合を目指して」
  • セッション3:多元的医療状況への人類学的アプローチ;南アジア・東南アジアからの事例
  • 平野志穂(長崎大学)
    「ローカルな病因と治療:フィリピンのパラワン島でマラリアに関連する病気をさがすということ」
    梅村絢美(首都大学東京)
    「言葉の不在が患者の疾病経験にどう影響するか?-スリランカにおける伝統医療の診断の事例から」
    増田研(AA研共同研究員,長崎大学)
    コメント: フィールドワークの学際的方法にむけて
    総討論

2011年度第1回研究会(通算第5回目)

  • 日時:2011年6月24日(金)16:30-20:00
  • 場所:AA研研修室(405)
  • 合評会
    『支援のフィールドワーク:開発と福祉の現場から』(世界思想社,2011年)
    ≪発表者≫
    亀井伸孝(AA研共同研究員,愛知県立大学)
    小國和子(AA研共同研究員,日本福祉大学)
    ≪評者≫
    斉藤龍一郎(アフリカ日本協議会)
    宮地歌織(AA研共同研究員,長崎大学)
    増田研(AA研共同研究員,長崎大学)
    椎野若菜(AA研所員)

2010年度第4回研究会(通算第4回目)

  • 日時:2011年2月27日(日)14:00-19:00,2011年2月28日(月)9:00-13:00
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 2月27日(日)
  • 金子聡(長崎大学)
    「地域でのデータ収集ツールとしてのHDSS(人口登録・動態追跡調査システム)」
    佐藤廉也(AA研共同研究員,九州大学)
    「森棲みの生涯:ライフヒストリー調査からみた焼畑民の成長・結婚・出生力」
    討論
  • 2月28日(月)
  • 宮本真二(AA研共同研究員,滋賀県立琵琶湖博物館)
    「地理「屋」は,フィールドで何をみているか?」
    増田研(AA研共同研究員,長崎大学)
    「本年度の総括と,来年度の予定について」

2010年度第3回研究会(通算第3回目) : 報告書(和文)(243KB)

  • 日時:2010年11月23日(火)13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
  • コーエン・ピーターズ(PAAS International)
    「人類学,国際保健(もしくは公衆衛生),そして実践へ:私たちはどう貢献するのか(してきた,している)?」
    コメンテイター:
    古澤拓郎(AA研共同研究員,東京大学)
    野村亜由美(AA研共同研究員,長崎大学)
    宮地歌織(AA研共同研究員,長崎大学)
    杉田映理(AA研共同研究員,東洋大学)

2010年度第2回研究会(通算第2回目)

  • 日時:2010年10月24日(日)13:00-18:00
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 野村亜由美(AA研共同研究員,長崎大学)
    「津波被災後のスリランカにおける高齢者の心的外傷後ストレス障害」
    報告書(和文)(204KB)
    宮本真二(AA研共同研究員,琵琶湖博物館)
    「間接的な方法からみた土地開発史―アジア・モンスーン地域における民族移動と土地開発―」
    報告書(和文)(202KB)
    質疑応答,ディスカッション

2010年度第1回研究会(通算第1回目)

  • 日時:2010年6月27日(日)10:00-18:00
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304号室)
  • 増田研(AA研共同研究員,長崎大学)
    「本プロジェクトの趣旨説明」
    報告書(和文)(501KB)
    メンバーによる自己紹介
    石森大知(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「プロジェクト型の文理融合とフィールド共有」
    報告書(和文)(98KB)
    本プロジェクト推進にむけての相談

共同利用・共同研究課題ページに戻る


Copyright © 2010 Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa. All Rights Reserved.