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AA研共同利用・共同研究課題

移民/難民のシティズンシップ―国家からの包摂と排除をめぐる制度と実践― (jrp000180)

移民/難民のシティズンシップ―国家からの包摂と排除をめぐる制度と実践―

キーワード

  • 移民
  • 難民
  • シティズンシップ
  • 国籍
  • 国家
  • 人権
  • ナショナリズム
  • 無国籍

関連地域

  • 中東
  • アフリカ
  • パレスチナ
  • イスラエル
  • フィリピン
  • 中国
  • サウジアラビア
  • アラブ首長国連邦
  • イギリス
  • フランス
  • スーダン
  • ケニア

ウェブサイト

http://meis2.aacore.jp/jr_emgrants_refugees.html

プロジェクトについて

期間:2011-2013年度

国民国家を構成単位とする近代以降の世界において,移民,難民の存在は,滞在国における国籍の付与,一定限度における市民権の容認,人道的見地からの人権保障などの対象として,これまで主に論じられてきた。しかし超国家レベルの政体や交渉枠組みの拡大,また越境移動の活発化は,こうした人の動きを各国単位で対処されるべき個別の派生要素と捉えるだけでは不十分であることを示している。本課題では,国民という資格と,それに付随するものと考えられてきたシティズンシップを,切り離して考えることにより,現在実際に展開している複合的な市民,居住のあり方を解き明かしていく。国籍なきシティズンシップは可能か,実際の取得事例や当該国での位置づけ,シティズンシップとナショナル・アイデンティティとの関係,移民/難民の包摂と排除をめぐりシティズンシップが及ぼす影響などについて,制度と実践,理論と政策等のさまざまな側面から明らかにしていく。

研究代表者 錦田愛子(AA研)

プロジェクト・メンバー

研究代表者

  • 錦田愛子(AA研)

AA研所員

  • 床呂郁哉
  • 三尾裕子

共同研究員

  • 伊藤一頼
  • 奥山眞知
  • 川村千鶴子
  • 湖中真哉
  • 近藤敦
  • 陳天璽
  • 辻上奈美江
  • 飛内悠子
  • 堀拔功二
  • 柳井健一
  • 山崎望

研究成果

研究会

2013年度第3回研究会(通算第9回目)

  • 日時:2013年12月8日(日)13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
  • 使用言語:日本語
  • 出版に向けた打ち合わせ

    事前に提出した原稿について,ひとり10分程度で概要やポイントを説明し,続けて20分程度で内容や全体の構成とのかかわりについて,質疑を行なう。適宜,休憩をはさむ。

2013年度第2回研究会(通算第8回目)

  • 日時:2013年7月21日(日)14:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
  • 14:00-16:00(公開)
  • ジャンルカ・パロリン(AA研外国人研究員)
    「GCC加盟諸国における(非)帰化政策」
    使用言語:英語
  • 16:15-18:30(非公開)
  • 全員
    成果報告,出版に向けた打ち合わせ
    使用言語:日本語

2013年度第1回研究会(通算第7回目) : 報告書(和文)(161KB)

  • 日時:2013年4月21日(日)13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
  • 辻上奈美江(AA研共同研究員,東京大学)
    「外国人労働者が支えるサウディアラビアの労働力の自国民化政策」
    床呂郁也(AA研所員)
    「フィリピン南部ムスリム社会における「移民/難民」状況のダイナミクス」(仮)
    全員
    打ち合わせ

2012年度第3回研究会(通算第6回目) : 報告書(和文)(226KB)

  • 日時:2013年1月12日(土)14:00-16:00,2013年1月13日(日)9:30-15:30
  • 場所:静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ 会議ホール・風(1月12日)
    静岡県立大学国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター(1月13日)
  • 使用言語:日本語,一日目のみ公開
  • 共催:静岡県立大学国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター
    科学研究費補助金 基盤研究(B)「東アフリカ・マー系社会の地域セーフティ・ネットに基づく在来型難民支援モデルの構築」
  • 1月12日 【公開ワークショップ】
    公開ワークショップ 「難民ってなんだろう─アジア・アフリカの国からはみだした人々」
  • 錦田愛子(AA研所員)
    「難民:離散65年後のパレスチナ」
    三尾裕子(AA研所員)
    「移民:ベトナムで現地化した中国移民」
    湖中真哉(AA研共同研究員,静岡県立大学)
    「国内避難民: 東アフリカのみすてられた人々」
    陳天璽(AA研共同研究員,国立民族学博物館)
    「無国籍:日本でどう生きているのか」
    パネリストと生徒・学生との質疑応答
    吉原高校国際科の国際協力活動についての発表
    吉原高校国際科の生徒とパネリストとの質疑応答
  • 1月13日 【非公開】
  • 湖中真哉(AA研共同研究員,静岡県立大学)
    「市民権なき市民─東アフリカ牧畜社会における国内避難民の事例」
    伊藤一頼(AA研共同研究員,静岡県立大学)
    「脱植民地化プロセスにおける国家形成の論理:発展途上国における市民権概念への示唆」
    飛内悠子(AA研共同研究員,上智大学)
    「彼らは何者になるのか?:南スーダン独立に伴う人々の「移動」からみる市民性の変遷」
    打ち合わせ

2012年度第2回研究会(通算第5回目) : 報告書(和文)(145KB)

  • 日時:2012年10月27日(土)13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議研修室(405)
  • バシール・バシール(ヘブライ大学)
    「イスラエルにおける多面的シティズンシップ:ヒエラルキーと平等性のはざまで」
    イタマール・リー(現代中国研究所)
    「地域アイデンティティなき分割地域:北東アジアにおける地域アイデンティティの推移のパラドックス」
    全員
    打ち合わせ

2012年度第1回研究会(通算第4回目)

  • 日時:2012年7月7日(土) 13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304号室)
  • 奥山眞知(AA研共同研究員,常磐大学)
    「ユダヤ民主国家イスラエルのジレンマ」
    近藤敦(AA研共同研究員,名城大学)
    「日本の移民法制の特徴と課題:入管法制と統合法制の比較のあり方」
    全員
    打ち合わせ

2011年度第3回研究会(通算第3回目) : 報告書(和文)(169KB)

  • 日時:2012年2月5日(日) 13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304号室)
  • 堀拔功二(AA研共同研究員,日本エネルギー経済研究所)
    「湾岸アラブ諸国における国民と移民:「国民マイノリティ国家」をめぐる一試論」
    柳井健一(AA研共同研究員,関西学院大学)
    「外国人の人権保障は如何にして可能か?」(仮題)
    全員
    打ち合わせ

2011年度第2回研究会(通算第2回目) : 報告書(和文)(162KB)

  • 日時:2011年5月14日(土) 13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304号室)
  • 陳天璽(AA研共同研究員,国立民族学博物館)
    「移民・難民と無国籍問題」
    尾崎俊輔(AA研共同研究員,AA研ジュニア・フェロー)
    「フランスにおける市民権と国籍―1889年国籍法の位置づけをめぐって」
    全員
    打ち合わせ

2011年度第1回研究会(通算第1回目) : 報告書(和文)(156KB)

  • 日時:2011年4月9日(土) 13:00-18:30
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304号室)
  • 全員
    趣旨説明・自己紹介
    山崎望(AA研共同研究員,駒澤大学)
    「citizenship概念の歴史的展開:政治共同体の行方をめぐって」
    錦田愛子(AA研所員)
    「無国籍のパレスチナ人―難民・避難民をめぐる法的地位の不安定」
    全員
    打ち合わせ

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