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ごあいさつ


 このたびは東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター、科学研究費基盤研究(B)「エチオピアにおけるイスラーム化の史的検証:アラビア文字資料の収集・分析を通して」(代表:石原美奈子、課題番号17H04528)共催による「祈りでつながるイスラーム:エチオピア西部の信仰とその歴史」展にご来場いただきましてまことにありがとうございます。

 AA研は、国際的な共同研究を展開する共同利用・共同研究拠点として、アジア・アフリカに関する様々な共同研究・学術活動を行っております。本展は、本研究所が入手したエチオピア・ジンマ王国伝来イスラーム祈祷集の展示を中心に、エチオピア、特にその西部におけるイスラームの信仰とその歴史をご紹介します。

 第1部「エチオピアのイスラーム」では、エチオピアの宗教事情をふまえ、この地のイスラームの概略を説明します。第2部「ジンマ王国とイスラーム」では、19世紀前半にエチオピア西部に成立したジンマ王国と同王国におけるイスラーム信仰の歴史について解説します。第3部「エチオピア西部ムスリムの信仰世界」では、20世紀以降のエチオピア西部におけるイスラーム信仰の実践について紹介します。

 エチオピア・ジンマ王国伝来イスラーム祈祷集をはじめとする展示品と、解説・写真パネルを通して、日本ではあまり知られていない、エチオピア西部におけるイスラームの歴史と文化をご覧ください。




展示担当者:石川 博樹(AA研)、苅谷 康太(AA研)、松波 康男(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター)

製作担当者:中村恭子(AA研)

共催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター、科学研究費基盤研究(B)「エチオピアにおけるイスラーム化の史的検証:アラビア文字資料の収集・分析を通して」(代表:石原美奈子、課題番号17H04528)


*本展はAA研共同利用・共同研究課題「エチオピア・ジンマ王国伝来イスラーム祈祷集研究」(代表:石川博樹、副代表:苅谷康太)の成果の一部です。