2021年度第2回フィールドサイエンス・コロキアム
「コロナ状況下で教える/はじめるフィールドワーク」

趣旨

現在、私たちはコロナ状況に入ってから3年目を迎えようとしています。この間、東京外大AA研フィールドサイエンス研究企画センターは、コロナ状況がフィールド・ワークにどのように影響しているかについての情報を収集・発信してきました。2020年度に開設された特設サイト「COVID-19とフィールド・ワーカー」では、ブログという形で欧州やアメリカ大陸を含めたフィールドの情報が集められ、今なお更新が続いています。同サイトの開設を受け、2021年度第1回フィールドサイエンス・コロキアムは「コロナ状況下のフィールドとフィールド・ワーカー」と題し、同サイトのブログ執筆者の中から5名が登壇し、ケニア、エチオピア、パキスタン、バングラデシュ、日本におけるフィールドワークの現状について報告しました。ディスカッションでは、ポスト・コロナ状況下のフィールドワークの課題と可能性について議論され、これからフィールドワークをはじめようとする院生や若手研究者に対する教育における支援のあり方について真剣に検討すべきであることが確認されました。そこで、今年度第2回目のフィールドサイエンス・コロキアムは、この問題を正面からとらえ、コロナ状況下におけるフィールドワーク教育の現状と課題について議論します。

プログラム

日時2022年3月18日(金)14:00-16:00
場所 オンライン会議室(Zoom)
※参加登録:こちらのフォームからご登録をお願いします。
※参加費無料。
14:00 開始 アナウンス・趣旨説明
14:10 野林厚志(国立民族学博物館)
「オンライン教育と調査の1つの課題:食生活の「見えない」脈絡をどう引き出すか」
14:30 小西いずみ(東京大学)
「コロナ禍における日琉方言研究の支援活動」
14:50 山本浩司(東京大学)
「コロナ禍中の歴史研究とピアサポート:歴史家ワークショップの事例から」
15:10 コメント:椎野若菜(AA研)
15:20 ディスカッション
16:00 終了予定
共催 アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドサイエンス研究企画センター(FSC);
人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト「アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開」民博ユニット「文明社会における食の布置」;
科学研究費補助金基盤研究(A) 「『全国方言文法辞典』データベースの拡充によ る日本語時空間変異対照研究の多角的展開」(20H00015, 代表: 日高水穂);
Historians' Workshop 歴史家ワークショップ