フィールドサイエンス・コロキアムについて
趣旨
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドサイエンス研究企画センター(AA研FSC)では、人類学や地域研究などフィールドワークや現地調査をその中心的営為に含む諸学を「フィールドサイエンス」(「臨地研究」「現地学」「フィールドの知」)と名づけ、特にこうしたフィールド研究を中心とした諸学の研究手法についての知見を分野横断的に蓄積し、比較検討し、関連する理論を構築することを課題とする「フィールドサイエンス・コロキアム」を開催しております。
これまで人類学、言語学、歴史学を中心に、異なった分野で活躍する研究者をお招きして、次のようなテーマで、発表と討議を重ねてきました。
- フィールドでの調査研究というものはいかなる意味や重要性を持っているのか?
- 各分野におけるフィールド調査は実際のところいかにして実践されているのか?
- フィールドの調査で得られた知見と広義の理論化や理論構築の作業はどのように連続しているのか?
2016年度からは、従来のテーマに加えてAA研に今年度から措置された共通政策課題「アジア・アフリカの現代的諸問題の解決に向けた新たな連携研究体制の構築 」中の「アジア・アフリカにおけるハザードに対する「在来知」の可能性の探究」 もテーマとして扱います。
フィールドサイエンス・コロキアム(2015年度~)
タイトル | 開催日 | |
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2021年度 第2回 | 「コロナ状況下で教える/はじめるフィールドワーク」 | 2022年3月18日 |
2021年度 第1回 | 「コロナ状況下のフィールドとフィールド・ワーカー」 | 2021年9月13日 |
2020年度 第2回 | 「歴史ビッグデータ研究の現在と未来」 | 2021年1月22日 |
2020年度 第1回 | 「ヒトを見るようにサルを見る」 | 2020年9月5日 |
2019年度 第2回 | 「サルを見るようにヒトを見る」 | 2020年3月7日 |
2019年度 第1回 | 「フィールドで出会う性、性から出会うフィールド:イスラームとジェンダーとの関わりから」 | 2020年1月10日 |
2018年度 第2回 | 「『地域研究からみた人道支援』をめぐって」 | 2018年11月18日 |
2018年度 第1回 | 「『環境変化とインダス文明』プロジェクトから」 | 2018年9月21日 |
2017年度 第2回 | ワークショップ「フィールドワークをフィールドワークする」 | 2018年2月16日 |
2017年度 第1回 | ワークショップ「リスク・ハザード・レジリエンス」 | 2017年10月27日 |
2016年度 第2回 | 連続ワークショップ第3回「データと論文の間―フィールドサイエンスにおける論証とは」 | 2017年2月12日 |
2016年度 第1回 | ワークショップ「災害と/のフィールドワーク」 | 2016年6月17日 |
2015年度 第2回 | 連続ワークショップ第2回「データと論文の間―フィールドサイエンスにおける論証とは」 | 2015年12月26日 |
2015年度 第1回 | 連続ワークショップ第1回「データと論文の間―フィールドサイエンスにおける論証とは」 | 2015年7月10日 |
2006~2014年度に実施したフィールドサイエンス・コロキアムについては、「2014年度までのフィールドサイエンス・コロキアム」のページをご覧下さい。