2020年度第1回フィールドサイエンス・コロキアム・社会性科研共催研究会
「ヒトを見るようにサルを見る」

本企画は、昨年度開催された「サルを見るようにヒトを見る」とのカップリング企画です。今回のコロキアムでは、「見る」すなわち「観察する」ことよりも、むしろ「語る」ことに焦点をあてます。贈与・暴力・育児の3つの用語をとりあげ、霊長類学者から話題提供を行い、文化人類学者からそれぞれの話題に対しコメントをします。それによって、サルとヒトを真に「同じ言葉で」語るための土俵をつくることを目指します。

プログラム   【報告文

日時2020年9月5日(土)13:15-18:00
開催形態オンライン会議(Zoom)
司会:川添 達朗(AA研)・竹ノ下 祐二(中部学院大学)
13:15-13:20挨拶:河合 香吏(AA研)
13:20-13:30趣旨説明:竹ノ下 祐二(中部学院大学)
13:30-14:10発表者1:田島 知之(京都大学・宇宙総合学研究ユニット)
「オランウータンの食物分配とヒトの「贈与」の連続性」
14:20-15:00発表者2:徳山 奈帆子(京都大学・霊長類研究所/野生動物研究センター)
「「愛と平和」の類人猿ボノボにおける、集団間攻撃交渉パターンが示すオス間競合とメスの協力」
15:10-15:50発表者3:谷口 晴香(AA研)
「野生ニホンザルの離乳期の子育て」
16:00-16:15コメント:田辺 明生(東京大学)
16:15-16:30コメント:中川 理(立教大学)
16:30-16:45コメント:松村 圭一郎(岡山大学)
16:45-17:00発表者からのリプライ
17:10-18:00総合討論
共催:アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)
科学研究費補助金基盤研究(S)「社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓」(課題番号:19H05591)
AA研基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探求-人類学におけるミクロ-マクロ系の連関2」

事前登録(申し込み期限:9月2日)・お問い合わせ

参加ご希望の方は、sociality.oe@gmail.com(社会性科研事務局)までお知らせください。

※参加費無料です。

ちらし裏面