海外学術調査フォーラム

2003(平成15)年度 研究連絡会総合報告

 平成15年6月20日(金)、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)において開催されました。

 この「研究連絡会」は、海外学術調査に関わる研究者間での情報交換および学術的なフィールド科学の構築を目的としています。

 今回は、午前に講演会、午後に全体会議と分科会と分けて行いました。また、科研費基盤研究(海外学術調査)の所掌機関である日本学術振興会の担当の方をお招きし、科学研究費の執行に関しての説明をお願いし、参加者をまじえての質疑応答を行ないました。全体会議では、現在大きな問題となっているSARS関連のお話を鹿児島大学医学部の蓮井講師にしていただきました。

 分科会では、世界を6つに大区分して、今年度それぞれの地域に研究調査にでかける海外学術調査の各研究組織の代表者(代理も含む)に集まって頂き、関係地域ごとに調査実施にかかわる問題点を中心に討議を進めました。

2003(平成15)年度 研究連絡会プログラム

講演会

『海外調査と資源・情報の国内での有効利用』 

講演1 長峰 司(独立行政法人農業生物資源研究所)
「植物遺伝資源の国境間移動を巡る最近の情勢
  -生物多様性条約と食料農業植物遺伝資源条約-」【要旨
講演2 青山 和夫(茨城大学人文学部)
「マヤ考古学調査と遺物・情報の持ち出し-ホンジュラスとグアテマラの事例から」【要旨

コメント
 山本 昭夫(農林水産省農林水産政策研究所)【要旨
 大原 昌宏(北海道大学総合博物館)

全体会議 

蓮井 和久(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科)
「SARS 報告」【報告第12回 国際組織細胞化学会から追加報告

地域別分科会
I 太平洋・東南アジア 報告
Ⅱ 東アジア報告
Ⅲ 南・西アジア・北アフリカ報告
Ⅳ 北ユーラシア・中央アジア極地報告
Ⅴ アフリカ報告
Ⅵ アメリカ大陸

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