『イスラーム世界がよくわかるQ&A100』
板垣雄三監修、山岸智子・飯塚正人編
----- 亜紀書房刊、1998年6月25日発行、XVI+241+12p. -----
この本では、平均的な日本人が日ごろ疑問に感じているに違いないイスラーム世界の問題を100問選び、回答を示しています。ただし、ここには著作権上の問題から、編者ふたりによる回答(時間の許すかぎり更新中)しか掲載していません。他の回答を知りたい方は、同書をご参照ください。

1. 世界中に広がるイスラーム ----- 紛争の種をまいているのか
《1章のテーマ》
中国・東南アジア・中央アジア・アフリカ・北米のイスラーム、キリスト教・ユダヤ教との関係、イスラームの諸宗派と新興宗教、日本との関係、パレスティナ問題、アフガニスタン内戦、旧ユーゴスラビア内戦(コソヴォ問題)、イスラーム教徒になる方法、イスラーム教徒と付き合う方法

2. 法と政治のしくみ ----- イスラーム体制は時代錯誤か
《2章のテーマ》
「イスラム原理主義」とテロ事件、湾岸戦争(反米の雰囲気)、ジハード(聖戦)、『悪魔の詩』事件(背教)、イラン・イスラーム革命、信仰の自由、言論の自由、イスラームと民主主義・共産主義、政教分離、聖職者、政治指導者、憲法、残酷な刑罰、「目には目を」

3. 経済と社会のモノサシ ----- 開発を妨げていないか
《3章のテーマ》
インシャッラー、乞食、やらずぶったくり、イスラーム経済、宗教と経済発展、石油、バザー、キャラヴァン(陸上交易史)、船(海上交易史)、中東観光の注意(日本人観光客襲撃事件)、イスラーム教徒のいる職場、人口問題、『文明の衝突?』、ヨーロッパのイスラーム教徒

4. こころの飛翔、知識の伝統 ----- 科学と両立しないのか
《4章のテーマ》
科学の進歩とイスラーム(人工授精と脳死)アラーの神、預言者マホメット、コーラン(アラビア語)、天使と悪魔、汚れ(不浄)、運命論、占い、天文学、古代ギリシャの知(イスラーム文明史)、数字、教育システム、

5. 日常の暮らしぶり、生きざま ----- 「とてもつきあえそうにない」は本当か
《5章のテーマ》
礼拝、モスク、メッカ巡礼、断食、食事、酒、料理、街、トイレ、風呂

6. 悲喜こもごも、しきたりとレジャー ----- イスラーム世界は神秘的か
《6章のテーマ》
祭り、結婚式と葬式、墓、あの世、ヘンナ(化粧品)、コーヒーと喫茶店、ギャンブル、ヤクザ、音楽、ベリーダンス、トルコの旋回舞踊、絵画と彫刻、『アラビアン・ナイト』、土産、タバコと麻薬、

7. 家族のきずなが強い理由 ----- 女性は抑圧されているか
《7章のテーマ》
家族のありかた、結婚と離婚、遺産相続、名前、四人妻、ヴェール、ハレム(女性隔離)、セックス観(同性愛を含む)、男女同権の実現、男性が女性と付き合う時の注意、ヒゲとアンチ・ダイエット、預言者ムハンマドの子孫
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