野田 仁のだ じん

- 職位, 学位
- 教授, 博士(文学)
- 研究キーワード
- 中央アジア史; 露清関係史
- nodajin[at]aa.tufs.ac.jp
18世紀以降現在にいたるカザフ民族史と、ロシア・中国関係を中心とする外交史
現在のカザフスタンと中国新疆にまたがるカザフ遊牧民の歴史に焦点を当て、18世紀から19世紀半ばについては、ロシア・中国・カザフの3者間の関係の変化を分析してきました。また、その後露清国境が画定した後の、境界を越える移動に注目し、一つには、移動の背景にある政治的変動(たとえば1916年反乱)、もう一つには、境界地域において行われていた国際紛争解決のシステムについて研究を進めています。後者において主要な根拠とされていたカザフの慣習法についても関心を持っています。これらの研究から発展して、近代日本と中央アジアとのつながりについてもアプローチできないか模索しています。