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早田 清冷

早田 清冷はやた すずし

早田 清冷
職位, 学位
特任研究員
研究キーワード
言語学; 古典満洲語
Email
hayata.sz[at]aa.tufs.ac.jp

古典満洲語に注目し,文献資料を用いた研究をしています

古典満洲語には,満洲文字で書かれた資料が大量に残されています。また,満洲文字以外の文字で書かれた資料も様々なものが存在しており,その中には江戸時代の日本人によって仮名で書かれたものも含まれます。このような文献資料を用いた研究をとおして,17世紀半ばの満洲語と,この時期に満洲語に起きた言語の変化とを明らかにすることを試みています。古典満洲語は清朝の言語として有名ですが,現在または過去の日本語に似た特徴がある言語としてもよく知られています。この考察をすすめるには,古典満洲語と(現代および過去の)日本語との対照は不可欠であり,日本語の研究にも貢献が期待できると考えています。満洲語の研究とともに,満洲語と日本語との対照や,当時の日本語と満洲語の音声と音韻についての研究など幅広く考察をおこなっています。