沼田 彩誉子ぬまた さよこ

- 職位, 学位
- 特任研究員; JSPS特別研究員
- 研究キーワード
- タタール; 移民研究; オーラルヒストリー
- sayokonmt[at]aa.tufs.ac.jp
語りから移民の経験を考える
1917年のロシア革命を最大の契機として、ヴォルガ・ウラル地域から満洲、朝鮮半島、日本に渡ったテュルク系ムスリムであるタタール移民の経験を研究しています。20世紀前半の激動の時代を東アジアで生き抜き、その後は日本に留まった一部を除いてトルコやアメリカへと再移住していった人びとが、自らの人生をどのように振り返り、語るのか。彼らと直接おしゃべりがしたいと、2010年から東京や神戸、イスタンブル、アンカラ、サンフランシスコ、ニューヨーク等でインタビューを行ってきました。第2世代は東アジアという移住先で生を受けただけでなく、トルコやアメリカという第三国への移住も経験しています。彼らにとって故郷とは何か、故郷を問うという行為そのものの権力性も踏まえて考えてきました。最近ではトルコ生まれの第3世代にも関心をもち、彼らにとって第1・第2世代がたどった移動の歴史がどのような意味をもつのか、インタビューを続けています。