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高田 友紀

高田 友紀たかた ゆき

高田 友紀
職位, 学位
特任研究員; JSPS特別研究員
研究キーワード
満洲語; シベ語; 言語接触; 危機言語
Email
gaotianyouji[at]aa.tufs.ac.jp

古典と現代の間を繋ぐ研究をしています

私が研究対象としている満洲語は、現代にも生きています。それが中国新疆ウイグル自治区で話されるシベ語です。しかしこのシベ語に、清朝の国語であった満洲語が如何にして繋がってゆくのかについては、未だ明らかでない部分も多くあります。それは、現在我々が資料として大量に使用することのできる満洲語、つまり清朝時代に中央(中国東北)で書かれた古典満洲語(東北の古典書面語)と、現代新疆のシベ語(新疆の現代口語)に、時代、地域、書面・口語の別のような隔たりがあるためです。そこでその隔たりを埋めるため、清朝の新疆で成立した資料を用い、清朝における東北から新疆への満洲語の変化、新疆における古典満洲語から現代シベ語への変化を探ろうと試みています。新疆ウイグル自治区は、中国と中央アジアの境に接し、多様な民族の言語や文化と接触してきました。新疆における満洲語の変化を研究することで、満洲語研究のみならず、中国語方言研究や中国西北部~中央アジアにおける言語接触状況の解明の一助となればと考えています。