後藤 絵美ごとう えみ

- 職位, 学位
- 准教授, 博士(学術)
- 研究キーワード
- 現代イスラーム研究; ジェンダー
- emi-gto[at]aa.tufs.ac.jp
現代のイスラームの理解や実践を支える構造について研究をしています
とくに関心を持っているのが,イスラームの理解や実践の基盤といわれている聖典クルアーンの解釈です。ムスリムにとってクルアーンは「神の言葉」そのものですが,それを誰が,どのように解釈し,その結果何を実践するのかを,装い(ヴェール)や,ジェンダー(男女のあり方や役割),食文化(ハラール食品産業)などの事例をもとにみてきました。最近では第二の聖典といわれるハディースや,イスラーム法についての現代の人々の理解や実践にも関心を広げています。
宗教識字が広がり,情報メディアが増える中,自ら聖典を繙き,宗教文献を読み,自身の解釈を発信する人々が増えています。そうした比較的新しい状況の中で,イスラームの理解や実践にどのような変化がみられるのか,今後の動きを含めて興味は尽きません。