海外学術調査フォーラム

2000(平成12)年度 研究連絡会

 海外学術調査総括班の主な活動のひとつである「研究連絡会」が平成12年6月10日(土)、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所において開催された。

 この「研究連絡会」は、海外学術調査に関わる研究者間での情報交換および学術的なフィールド科学の構築を目的としています。

 この「研究連絡会」は、科学研究費補助金基盤研究(海外学術調査)により派遣される予定の調査隊の隊長を主な参加者とし、研究調査の経験者を「情報提供者」として依頼して、地域に関する種々な問題をめぐる情報交換を行い、それを通して科研費による研究調査の円滑化をはかるとの趣旨をもったものである。

 今年度は、科研費基盤研究(海外学術調査)の各研究組織の代表者にお集まりいただき、関係地域ごとに討議を進めた。地域分けは、従来の総括班の方式とは異なり、世界を6つに大区分して、その全地域について研究連絡会を開催した。これは、国際学術研究が基盤研究に統合されたのに伴いどの地域に関しても制度についての情報提供の必要性があると判断されたからである。

 なお、「研究連絡会」では(地域別)分科会に分かれる前に「全体会」を行い、また終了後には懇親会も行った。

分科会
I 太平洋・東南アジア・東アジア(中国を除く)分科会
Ⅱ 中国分科会 【報告
Ⅲ 南・西・中央アジア・北アフリカ分科会【報告
Ⅳ 北ユーラシア・極地(ヨーロッパ諸国を含む)分科会
Ⅴ アフリカ分科会 【報告
Ⅵ アメリカ大陸分科会
講演会

キーワード:宗教 民族問題

民族と国家-イスラエルとパレスチナの現場から
 (国立民族学博物館地域研究企画交流センター 臼杵 陽)

現代アフリカの武力紛争
 (大阪大学大学院人間科学研究科 栗本 英世)

現代中央アジアにおけるイスラーム復興
 (国立民族学博物館地域企画交流センター 帯谷 知可)

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