研究仲間:

青木俊介

(あおきしゅんすけ)

学習院大学・国際研究教育機構

 

主要業績:青木俊介「候官における簿籍の保存と廃棄」(佐藤信・籾山明編『文献と遺物の境界』六一書房、2011年12月)/同「里耶秦簡の「続食文書」について」(『明大アジア史論集』第18号、2014年3月)

ひとこと:秦漢時代の地方行政制度に焦点をあてた研究をしています。資料の文字情報だけでなく、文字が記されたモノの移動をも考慮し、また、それを扱った古代人たちの活動の復元を目指しています。

安部聡一郎

(あべそういちろう)

金沢大学・人文学類・東洋史学

 

主要業績:安部聡一郎「走馬楼呉簡中所見「戸品出銭」簡の基礎的考察」(藤田勝久・松原弘宣編『東アジア出土資料と情報伝達』、汲古書院、2011年)/同「3世紀中国の政治・社会と出土文字資料」(『歴史評論』769号(2014年5月号)、2014年)

ひとこと:これまで、走馬楼呉簡を中心に魏晋期簡牘を扱ってきましたが、近年韓国出土木簡に触れる機会を得、その中で秦漢時代の簡牘を学ぶ必要を痛感しました。自らの比較の視点をより豊かにすることを通じて、本共同研究へも貢献していきたいと考えています。

飯田祥子

(いいださちこ)

岐阜聖徳学園大学・教育学部

 

主要業績:飯田祥子「王莽政権支持者の検討」(『東洋学報』95-3、2013)/同「王莽の戦争」『名古屋大学東洋史研究報告』38、2014

ひとこと:これまで文献にみられる漢代の国家体制や政治に関心を抱いてきました。共同研究で簡牘資料をまなび、簡牘資料を残した国家末端の人々の存在を強く意識するようになりました。

片野竜太郎

(かたのりゅうたろう)

東洋文庫

 

 

佐藤信

(さとうまこと)

東京大学・人文社会系研究科

 

 

陶安あんど

(すえやすあんど)

東京外国語大学・アジアアフリカ言語文化研究所・中国法制史

 

主要業績:陶安あんど『秦漢刑罰体系の研究』(創文社、2009年)/陳松長等編『岳麓書院蔵秦簡(参)』(上海辞書出版社、2013年、全文陶安執筆)

ひとこと:育ちから言えば、文献学的傾向が強く、文字の方に目を奪われがちですが、研究仲間との共同研究を通じて文字以外の情報についても勉強するようになりました。両者のバランスをじっくり考えていきたいと思います。

鈴木直美

(すずきなおみ)

明治大学・文学部・歴史学

 

主要業績:『中国古代家族史研究─秦律・漢律にみる家族形態と家族観─』(刀水書房、2012年)

ひとこと:中国古代の墓葬に副葬された、副葬品や供え物のリストを研究しています。木簡・竹簡に書かれたリストには、編集の痕跡が残され、それは葬礼の進行過程を反映しています。この研究を通じ、当時の葬礼の形がみえてくればと思います。

角谷常子

(すみやつねこ)

奈良大学・文学部

 

 

高村武幸

(たかむらたけゆき)

明治大学・文学部

 

主要業績:高村武幸『漢代の地方官吏と地域社会』(汲古書院、2008年)/同「里耶秦簡第八層出土簡牘の基礎的研究」(『三重大史学』14、2014年)

中村威也

(なかむらたけや)

跡見学園女子大学・文学部

 

 

廣瀬薫雄

(ひろせくにお)

復旦大学・出土文献与古文字研究中心・中国出土文献と古文字

 

主要業績:『秦漢律令研究』(汲古書院、2010年)

ひとこと:遺跡や考古遺物を踏まえながら文献を読むと、古代文献の簡潔な表現の中には実は細かな情報が豊富に含まれているということに驚かされることがあります。この共同研究ではそうした驚きに多く出会えることを期待しています。

村上陽子

(むらかみようこ)

 

 

 

目黒杏子

(めぐろきょうこ)

京都府立大学・文学部

 

主要業績:目黒杏子「前漢武帝期における郊祀体制の成立−甘泉泰畤の分析を中心に−」(『史林』86-6、2003年)/同「前漢武帝の巡幸—祭祀と皇 帝権力の視点から—」(『史林』94-4、2011年)

ひとこと:漢代国家祭祀・儀礼の研究をしています。典籍史料を中心として制度や理念を考えてきましたが、民間信仰や習俗などを伝える出土資料を使いこな し、祭祀や儀礼を通じた支配の実態やその土台に迫っていくことができるよう、勉強していきたいと考えています。

籾山明

(もみやまあきら)

東洋文庫・歴史学

 

主要業績:『中国古代訴訟制度の研究』(京都大学学術出版会、2006年);

ひとこと:ここ数年は、古文書学・史料論といった分野に関心をもっています。歴史学の基礎となる研究分野でありながら(否、それゆえに)、さまざまな関連諸分野と水脈がつながっている点に魅力を感じます。

鷲尾祐子

(わしおゆうこ)

立命館大学・法学部

 

主要業績:鷲尾祐子『中国古代の専制国家と民間社会—家族・風俗・公私』(立命館東洋史学会、2009年)

ひとこと:簡牘に書かれた家族名簿から、当時における家族の実態をとらえ直すことを試みています。昔の人々によって書かれた記述や、残された物品は、そこにあるだけでは何も語らず、それを史料にしていくためには様々な障碍を越える必要があります。簡牘を用いる上で最も重要な史料化の方法を、皆様から学ばせていただいております。

渡邉英幸

(わたなべひでゆき)

愛知教育大学・教育学部・歴史学

 

主要業績:渡邉英幸『古代〈中華〉観念の形成』(岩波書店、2010年)/同「秦漢交代期における民・夷の帰属と編成」(『歴史研究』第59号、2013年)

ひとこと:これまで主に先秦時代の文字資料を分析して〈中華〉観念や華夷思想の形成過程を研究してきました。最近では秦漢王朝の統合形態や辺境統治のあり方を検討しております。簡牘の形態・機能論や「ライフ・サイクル」についても勉強していきたいと思います。