AA研トップ > スタッフ > 専任教員 > 稗田 乃
文字の大きさ : [大きく] [標準] [小さく]

稗田 乃

【AA研究在任期間】2006年 〜 2015年

名誉教授,博士(文学)

東京外国語大学
アジア・アフリカ言語文化研究所
〒183-8534 東京都府中市朝日町 3-11-1

Email: hieda[at]aa.tufs.ac.jp

個人ウェブサイト:

研究テーマ:アフリカ言語学


あまり自慢にもならないかもしれませんが,へたくそな英語で論文を書いてきたこと

初めて海外で研究発表をしたのは大学院博士後期に入った頃です。ベアント・ハイネ先生がケルンで開いたナイル諸語の共時的,通時的研究をテーマにした国際会議に出席しました。用意していた原稿を読むのが精一杯でした。それでも記憶に残っていることがあります。会議のあと,ハイネ先生が個人的に時間をとって,コメントをしてくれました。コメントの最後で「やろうとしていることの方向はまちがっていないから,研究を続けるように」と励まされたことが,いままで研究をつづける力になったと思います。そして2009年にハイネ先生を東京に招くことができたこと,お力を借りて国際シンポジウムを開催できたこと,一緒にウガンダへ調査旅行ができたことは,素晴らしい思い出となりました。2009年にはライナー・フォッセンさんも東京に迎えましたが,2010年にはゲリット・ディメンダールさんを東京に迎えることができます。先の私の国際デビューにもっとも辛らつなコメントをした,気鋭の研究者を東京で迎え撃つことが楽しみです。

最近取り組んでいること:ウガンダで話されているナイル諸語の共時的記述に取り組んでいます。クマム語(ナイル諸語の1つで,辞書も文法書も出版されていない)の辞書と文法書を書きあげることを目標にしています。同時にクマム語に近接した言語をいくつか現地調査により記述することで,クマム語からみたナイル諸語の歴史を検討したいと思っています。


研究プロジェクト:


専任教員ページに戻る


Copyright © 2010 Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa. All Rights Reserved.