東地中海における人間移動と「人間の安全保障」

研究会・ワークショップのお知らせ

2005年度(平成17年度)

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(1/24掲載)
公開研究会(2/13)のお知らせ

キプロス共和国出身の気鋭の平和学研究者Y.レベンティス氏は、現在東京の国連大学で研究を進めておられます。すでに7月にキプロスの統合問題をめぐってトルコ側とギリシア側から議論する研究会をもちましたが、今回は、南北双方のキプロス、ギリシア、トルコ、イギリス、EUという6者の複雑に絡み合う関係を、東地中海地域におけるヨーロッパの安全保障問題の観点から考えます。公開で行ないますので、どうぞふるってご参加ください。

日時:2006年2月13日(月)15:00-17:30
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室(303号室)
〒183-8534
東京都府中市朝日町3-11-1
  http://www.tufs.ac.jp/common/is/university/access_map.html
  http://www.aa.tufs.ac.jp/location_j.html

報告者:
Yiorghos Leventis
(Postdoctoral Fellow, Peace and Governance Programme, United Nations University)
報告題目:
"Unraveling the European Security and Defence Policy Conundrum in the Eastern Mediterranean: What role for Cyprus?"
コメンテータ:村田奈々子(AA研共同研究員、ニューヨーク大学大学院)
言語:英語、通訳なし
主催:日本学術振興会人文・社会科学振興プロジェクト研究事業
    「地域研究による「人間の安全保障学」の構築」
    アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究プロジェクト
    「東地中海地域における人間移動と「人間の安全保障」」

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(7/7掲載)
ワークショップ「分断から統合へ?―キプロスを中心とした東地中海地域変容の多角的分析」

キプロスは30年間にわたり南北に分断された状態にあります。ギリシア系住民からなる南のキプロス共和国は昨年EUに加盟しました。一方、北キプロス・トルコ共和国(承認しているのはトルコのみ)では、再統合を望む声がかつてなく高まっています。昨年南北双方で行なわれた国民投票の結果、南側の国連統合案反対により分断状態が続いていますが、トルコ、ギリシアそれぞれのナショナリズムや内政問題、EU拡大、イラク戦争など様々な要素が絡み合うこの島の行方は、依然注目されています。「人間の安全保障」の観点からも重要なケースであるこの問題を、多角的に考察します。

日時:2005年7月19日(火)14:00~17:30
場所:東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室(303)
  〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
  会場への地図は以下のサイトをご覧ください。
  http://www.aa.tufs.ac.jp/aa03_location_j.html
  http://www.tufs.ac.jp/common/is/university/campas_map.html

プログラム:
1) 趣旨説明 黒木英充(東京外大AA研教授)
2) 報告1「トルコにとってのキプロス問題」
  間寧(JETROアジア経済研究所中東研究グループ長・東京外大AA研共同研究員)
3) 報告2「キプロス問題とギリシャの世論」(仮題)
  村田奈々子(ニューヨーク大学大学院・東京外大AA研共同研究員)
4) コメント 佐藤幸男(富山大学教育学部教授・東京外大AA研共同研究員)
5) 総合討論

このワークショップは公開、参加費無料です。

共催:
人社プロジェクト「地域研究による「人間の安全保障学」の構築」
科研費(A)(1)「新たな東地中海地域像の構築」
東京外国語大学「中東イスラーム研究教育プロジェクト」

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国際ワークショップ「オスマン地中海世界における政治経済交流」
International Workshop "Political and Economic Interaction in the Ottoman Mediterranean"

異文化間を取り結ぶ政治経済的な交流は、そこを行き来する「人間の安全」が保障されることによって成立しています。したがって、その交流の制度的な変容や、変容に関わる政治的交渉は、「人間の安全」を支える個々の文化的な枠組に規定されつつも、相互に接触する部分で常に緊張を孕みつつ、展開してきました。今回のワークショップは、18世紀から19世紀を中心に、地中海を舞台に展開されたオスマン帝国とヨーロッパ、モロッコとの交渉について、フランス、モロッコ、日本の3人の研究者が最新の研究成果を報告します。

日時: 2005年4月23日(土)14:00~17:30
Date: Saturday, April 23, 2005.
Time: 14:00-17:30
場所: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室(303)
Place: Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa(ILCAA): Room 303, Tokyo University of Foreign Studies(TUFS)
URL: http://www.aa.tufs.ac.jp/aa03_location_e.html

Agenda
14:00-14:10 Welcome Remarks
14:10-14:50 Frederic Hitzel (Researcher, Ecole des hautes etudes en sciences sociales, Paris)
"The French Trade in Istanbul in the Eighteenth Century"
14:50-15:30 Abderrahim Benhadda (Visiting Professor, ILCAA, TUFS; Professor, University of Muhammad V, Morocco)
"Morocco and the Ottoman Empire in the Eighteenth Century: A History of Soft Conflict"
15:30-16:10 Masako Matsui (Joint Research Project Member, ILCAA, TUFS)
"Anglo-Ottoman Tariff Negotiation in the Early Nineteenth Century"
16:10-16:25 Break
16:25-17:30 Discussion

英語で行ない、通訳はつきません。

このワークショップは、アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究プロジェクト 「東地中海地域における人間移動と「人間の安全保障」」、科研費補助金基盤研究(A)(1)「新たな東地中海地域像の構築」、日本学術振興会人文社会科学振興プロジェクト「地域研究による「人間の安全保障学」の構築」プロジェクトの共催です。

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