正書法に関する問題を扱うページ


■正書法とは何か
「三省堂言語学大辞典」では,次のように定義されています。

 その名の示すように正しく書く法,つまり正しい綴字法(spelling)のことである。正字法ともいう。綴字法は,初めは自然にでき上がっていくものであるが,綴字の習慣が固定すると,それを用いている社会あるいは国家が,意図的に規範として制定するようになった。それは国民の言語知識に規準を与えるものであり,したがって,言語教育の重要な課題となった。

 上の定義から,「正書法」を成り立たせているのは,[1]表記に関する規則,[2]その規則を規範として守らせようとする権威あるいは権力,であることがわかります。

ここでは,見通しをよくするために正書法に関する問題を主に[1]に関するものと,主に[2]に関するものに分けて扱うことにしましょう。

[1]規則自体に関する問題

■文字種の選択1:既存の文字からの選択
■文字種の選択2:新しい文字の考案
■発音と表記のずれ1:派生によるもの
■発音と表記のずれ2:歴史的音変化によるもの

[2] 権威,あるいは権力の問題

■誰が規範を制定するのか
■規定の範囲:どこまで書き手の自由を認めるか

付録
■正書法に関するリンク集
■正書法に関する文献集


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