■オンラインリソース構築の経緯
本プロジェクトの構成員は,表記法,および,正書法が十分に確立していない言語の研究者です。私たちは,2001年〜2002年にかけて何回か研究会を開催し,それぞれが研究する言語の表記に関しての問題を提示しました(その内容についてはケーススタディの項をご覧下さい)。
その結果,概ね次のような共通の理解を得るに至りました。
以上の議論を受けて,私たちは,次の二種類のページを作ることにしました。
言語学者の研究を支援するページ
言語学的表記(転写)確立に関するノウハウと,データの管理,成果の公開に関するノウハウを扱います。
「正書法」に関する問題を扱うページ
いわゆる正書法に関する問題を分析,類型化するページです。
同種の問題に直面している話者コミュニティにとって,即効的ではないにしても,問題解決の見通しをよくするのに役立つような内容をカバーしています。
もちろん,それぞれのページの内容は排他的なものではありません。どちらの立場に立つ方も,両方のページをご覧になっていただけたらと思います。また,必要に応じて,相互にリンクを貼ってあります。