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品川 大輔

准教授,博士(文学)

東京外国語大学
アジア・アフリカ言語文化研究所
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1

Email: ds[at]aa.tufs.ac.jp

個人ウェブサイト:

研究テーマ:バントゥ諸語,記述言語学


バントゥ諸語の記述研究と,その成果に基づくバントゥ内部のmicro-variationに関する類型論的研究

サハラ砂漠以南で広く話されるバントゥ諸語のうち,とくにキリマンジャロ山周辺で話される諸言語(キリマンジャロ・バントゥ諸語)を,その言語が話される現地に赴いて調査しています.キリマンジャロ周辺にはおよそ20ほどの言語/方言が話されていますが,言語学的な調査に基づく記述資料に乏しい言語を中心に調査を行ってきました.2014年のAA研言語研修で扱ったロンボ語も,そのようにして調査した言語のひとつです.調査を進めていくなかで目指してきたことは,1) キリマンジャロ周辺の各言語の文法そのものを明らかにすること,2) それをもとにして諸言語間の関係を検討し,それらが分岐していったプロセスに光を当てること,そして 3) キリマンジャロ・バントゥ諸語内部の言語特徴をそれ以外のバントゥ諸語にみられる現象に照らし合わせて分析すること,といった形で拡張しながら現在に至っています.個から一般へと拡がっているように見える私の関心は,しかし一方では,視野を広げるほどに際立って見えるひとつひとつの言語の独自性と,その集積体としての言語の(そして文化の)多様性のほうに,より深く根差しているように思います。

最近取り組んでいることは?

これまで行ってきたキリマンジャロ・バントゥ諸語内部の類型的多様性に関する研究にとどまらず,国内外のバントゥ諸語研究者との協働で,バントゥ諸語全体を射程に入れたミクロレベルの内的多様性-micro-variation-に接近する研究(「バントゥ諸語のマイクロ・バリエーションの類型的研究(フェーズ2)」)を展開しています。


研究紹介:(画像をクリックすると全体が見られます)


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