AA研共同利用・共同研究課題
中国雲南におけるテクスト研究の新展開 (jrp000217)
キーワード
関連地域
- 雲南
- タイ
- ミャンマー
- ラオス
- ベトナム
- チベット
ウェブサイト
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プロジェクトについて
期間:2015-2017年度
雲南地域(中国の西南部にある省およびその隣接地域)は多民族・多文化が特徴的である。当該地域では,タイ系,チベット系,漢系,モンゴル系,アラビア系,ラテン系およびトンパやイなどの独自系などの多くの文字表記によって記された在地テクストが数多く残存している。従来,研究者は主にこうした在地テクストの掘り起こしと解題,内容分析に注力してきた。本研究プロジェクトでは,こうした一次資料のテクストとしての集積に加え,次のような新しい視点を導入することによる包括的なテクスト研究の深化を目指す。(1)道具としてのテクスト:リテラシー,教育,口承との関係(2)記録物としてのテクスト:解題,内容の分析,個別性への視座(3)テクストをめぐる社会活動:作成,分類,複製,保存,継承,廃棄
研究代表者 山田敦士(日本医療大学准教授)
プロジェクト・メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 飯島明子
- 伊藤悟
- 稲村務
- 川野明正
- 黒澤直道
- 立石謙次
- 清水享
- 新谷忠彦
- 富田愛佳
- 中見立夫
- 奈良雅史
- 西川和孝
- 野本敬
- 長谷千代子
- 堀江未央
- 山田勅之
- 吉野晃
研究成果
研究会
- 日時:2018年3月18日(日)13:00–18:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 稲村務(AA研共同研究員,琉球大学)
- 「フォークロア概念の終焉:雲南ハニ族の伝承/伝統的知識と柳田国男」
- 澤田英夫(AA研共同研究員,AA研所員)
- 「東南アジアインド系文字の視点からみた雲南および隣接地域の文字」
- 全員
- 全体討論
- 日時:2017年12月2日(土)13:00–18:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 伊藤悟(AA研共同研究員,京都文教大学/日本学術振興会)
- 「徳宏タイ仏教文書『リークヤート』をめぐる実践の現状」
- 清水享(AA研共同研究員,日本大学)
- 「彝文辞典(字典)について」
- 全員
- 全体討論
- 日時:2017年7月2日(日)13:00–18:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 吉野晃(AA研共同研究員,東京学芸大学)
- 「タイ北部ミエンの歌謡テキストと歌謡言語」
- 梶丸岳(京都大学)
- 「吉野報告に対するコメント」
- 川野明正(AA研共同研究員、明治大学),菅野賢治(東京理科大学)
- 「蕭傑一著『茨中天主教簡史』と雲南西北部のカトリック布教史」
- 全員
- 全体討論
- 日時:2016年12月4日(日)13:00–18:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 立石謙次(AA研共同研究員,東海大学)
- 「雲南省大理白族(ペー族)の白文(ペー文)研究:その現状と課題」
- 梶丸岳(京都市立芸術大学)
- 「歌を書くことと歌うこと:中国貴州省の山歌を事例に」
- 全員
- 全体討論
- 日時:2016年6月19日(日)13:00-18:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 西川和孝(AA研共同研究員,国士舘大学)
- 「清末民国期の雲南省におけるアヘンについて」
- 相原佳之(東洋文庫/人間文化研究機構)
- 「貴州東南部清水江流域の林業関係史料を用いた研究とその現状」
- 奈良雅史(AA研共同研究員,北海道大学)
- 「回族におけるイスラーム教育とテキスト」
- 全員
- 全体討論
- 日時:2015年12月6日(日)13:30-18:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 黒澤直道(AA研共同研究員,國學院大学)
- 「ナシ語テクストの全体像」
- 山田勅之(AA研共同研究員,大阪成蹊短期大学)
- 「ナシ族歴史史料概述:チベット語,モンゴル語,満洲語を中心に」
- 全員
- 全体討論
- 日時:2015年7月18日(土)13:00-18:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 川野明正(AA研共同研究員,明治大学)
- 「ヤンゴン華人の雲南墓園の墓誌について」
- 野本敬(AA研共同研究員,帝京短期大学)
- 「雲南地域史におけるテクストの生成・習合・異種混交」
- 全員
- 全体討論
- 日時:2015年5月23日(土)13:00-18:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 「趣旨説明」
- 山田敦士(AA研共同研究員,日本医療大学)
- 「ワ族におけるテクストとリテラシー」
- 新谷忠彦(AA研共同研究員,東京外国語大学)
- 「タイ文化圏研究の顛末」
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