AA研共同利用・共同研究課題
アフリカに関する史的研究と資料 (jrp000208)
プロジェクトについて
期間:2014-2016年度
プロジェクトについて:
日本のアフリカ研究において,資料の分析に基づく実証的な歴史研究は,人類学を始めとした他の学問領域に比べて立ち遅れてきたと言える。しかし,このことは,翻って考えると,資料群に関する基礎的な情報の蓄積及び研究者間での共有,既知の資料の再検討,これまで十分に顧みられてこなかった資料の精査,文字資料と非文字資料の双方を踏まえた方法論の吟味などによって,日本におけるアフリカ史研究が,今後,大きく進展し得ることを意味している。そこで,そうした進展に寄与するための基礎研究として,本課題では,アフリカ及びアフリカと歴史的に関係を有してきた諸地域に関する資料群の種類,量,内容などを包括的に検討すると同時に,それらの資料を礎としたアフリカ史叙述の方法論を考察する。
研究代表者 苅谷康太(AA研)
プロジェクト・メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 網中昭世
- 大澤広晃
- 北川勝彦
- 工藤晶人
- 坂井信三
- 永原陽子
- 眞城百華
- 溝辺泰雄
研究成果
研究会
- 日時:2017年3月5日(日)13:00–15:00(公開),15:00–18:00(非公開)
- 場所:AA研セミナー室(301)
- 使用言語:日本語
- 13:00–15:00(公開)
- 溝辺泰雄(AA研共同研究員,明治大学)
- 「アフリカンナショナリズム及びパンアフリカニズム関連史料調査についての予備的報告:19世紀後半から1960年代までのガーナ(英領ゴールドコースト)メディアの事例から」(公開)
- 15:00–18:00(非公開)
- 全員
- 成果出版の打ち合わせ(非公開)
- 日時:2016年11月19日(土)13:00–18:30
- 場所:AA研セミナー室(301)
- 使用言語:日本語
- 西野太郎(中央大学)
- 「カブラルの航海記録に関するイタリア語写本の新たな価値:キルワ王国関連記事を中心に」
- 北川勝彦(AA研共同研究員,関西大学)
- 「アフリカ史研究の『リオリエント』再訪」
- 要旨(日本語) (267KB)
- 全員
- 成果出版及び今後の日程について
- 日時:2016年7月23日(土)13:00–19:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 使用言語:日本語
- 大澤広晃(AA研共同研究員,南山大学)
- 「アフリカ・イメージの変化?:イギリス「人道主義」に関する史料を手がかりに」
- 永原陽子(AA研共同研究員,京都大学)
- 「アフリカ史/アフリカ地域研究のアフリカ化と植民地史料」
- 全員
- 成果出版及び今後の日程について
- 日時:2016年3月27日(日)13:00-17:30
- 場所:本郷サテライト7階
- 使用言語:日本語
- 新谷崇(AA研ジュニア・フェロー)
- 「カトリック教会史料によるイタリア植民地史研究の動向と展望」
- 眞城百華(AA研共同研究員,上智大学)
- 「エチオピア・エリトリア現代史への接近―社会史・オーラル・ヒストリーの検討―」
- 全員
- 今後の日程等について
- 日時:2015年11月15日(日)14:00-17:00
- 場所:本郷サテライト3階
- 使用言語:日本語
- 吉田早悠里(名古屋大学)
- 「エチオピア南西部における「差別」の形成史:文字・口承・身体所作テクストの分析から」
- コメンテーター:石川博樹(AA研所員)
- 全員
- 質疑応答・議論
- 全員
- 今後の日程等について
- 日時:2015年6月20日(土)13:00-17:30
- 場所:本郷サテライト3階
- 使用言語:日本語
- 網中昭世(AA研共同研究員,アジア経済研究所)
- 「文書史料と非文書史料の交差―植民地期モザンビーク農村社会に関する調査から」
- 坂井信三(AA研共同研究員,南山大学)
- 「西アフリカのムスリム・コミュニティにおける文書活動研究の可能性」
- 全員
- 今後の日程等について
- 日時:2015年2月26日(木)14:30-17:30
- 場所:本郷サテライト7階
- 使用言語:日本語
- 共催:基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」
- 基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」2014年度第7回公開セミナー
- 馬場多聞(AA研短期共同研究員,九州大学大学院生)
- 「ラスール朝史料における東アフリカ」
- コメンテーター:栗山保之(東洋大学)
- 日時:2014年11月29日(土)14:00-18:30
- 場所:本郷サテライト5階
- 使用言語:日本語
- 共催:基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」
- 基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」2014年度第3回公開セミナー
- 辻明日香(東京大学東洋文化研究所/日本学術振興会特別研究員PD)
- 「カスル・イブリーム遺跡出土資料とその可能性:北東アフリカ史研究のための資料群の一例として」
- 石川博樹(AA研所員)
- 「北部エチオピアにおける歴史叙述の種別とその特質」
- 全員
- 今後の日程等について
- 日時:2014年6月21日(土) 14:00-17:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 使用言語:日本語
- 14:00-15:30(非公開)
- 全員
- 研究会の進め方等に関する議論
- 15:30-17:00(公開)
- 苅谷康太(AA研所員)
- 「西アフリカに関する史的研究とアラビア語資料」
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