【講義内容】 |
中東・中央アジアの社会と文化を理解するうえで、最も重要な要素のひとつと思われるイスラーム思想とその多様な形態について講義する。おおよそのシラバスは以下の通りであるが、出席者の希望によっては、8以下の内容が大幅に変更される可能性もある。 |
- イスラーム前史1:古代イスラエルの宗教(後のユダヤ教)
- イスラーム前史2:キリスト教の発生と中東・中央アジアに残った宗派
- イスラームの預言者ムハンマドの生涯
- 聖典『コーラン』の思想
- イスラーム世界の拡大とハワーリジュ派の出現
- シーア派の成立
- スーフィズム(イスラーム神秘主義)
- ワッハーブ主義とサウディアラビアの建国
- トルコの「世俗主義」
- 現代におけるイスラーム主義運動の展開
- イスラームと女性
- 旧ソ連中央アジアの現在
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【主要参考書と入手方法】 |
『イスラーム世界がよくわかるQ&A100 人々の暮らし・経済・社会』亜紀書房、1998年、板垣雄三監修、山岸智子・飯塚正人編
『イスラームを学ぶ人のために』世界思想社、1993年、山内昌之・大塚和夫編 |
*各自、主要書店等で購入するか、公立の図書館等で読むこと。 |
【成績評価の方法】 |
学期末試験または学期末レポート(400字詰め原稿用紙換算で10枚程度)を課す。
なお、どちらを課すかは出席者の希望を聞いた上で、多数決によって決める。 |
【受講生に対する希望】 |
テキストは用いないが、上に挙げた参考書は極力読破することが望ましい。 |