AA研共同利用・共同研究課題
「失敗」のフィールド言語学 (jrp000285)
キーワード
- 記述言語学
- フィールド言語学
- 言語ドキュメンテーション
- 調査手法
- 倫理
関連地域
ウェブサイト
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プロジェクトの概要
期間:2023-2025年度
未記述の言語を記述するためにフィールドワークに従事する言語研究者が,自身のフィールドワークにおける失敗事例を記録・蓄積・共有する。こうした失敗事例は研究成果では言及されない/言及しないものだと分野内では認識されてきた。そのため問題が表出化しにくく,失敗が個々人の経験の中にとどまってしまう傾向にある。そこで本研究課題で失敗事例を共有し,改めて原因・対処法などを議論することで,今後,同様の失敗を未然に防げるようにする。
研究代表者 山越康裕
メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 青井隼人
- 稲垣和也
- 占部由子
- 蝦名大助
- 加藤昌彦
- 木本幸憲
- 呉人惠
- 黒木邦彦
- 下地理則
- 千田俊太郎
- 米田信子
研究成果
研究会
- 2024年11月16日(土)13:00–18:00,2024年11月17日(日)10:00–15:00
- 場所:304,オンライン会議室
- 使用言語:日本語
- 11/16
- 13:00–13:05
- 開会・趣旨説明
- 13:05–14:15 呉人惠(AA研共同研究員, 北海道立北方民族博物館)
- 「『失敗の』言語学から『成功の』言語学への遠い道のり:コリャーク語の場合」
- 14:30–15:40 青井隼人(AA研共同研究員, 東京外国語大学)
- 「フィールドワーカーはあきらめた:ナナメの足跡」
- 16:00–17:10 下地理則(AA研共同研究員, 九州大学)
- 「フィールド言語学者になったという失敗:向いてないことをしてきたこれまでとこれから」
- 17:10–18:00
- 総合討論
- 11/17
- 10:00–11:10 米田信子(AA研共同研究員, 大阪大学)
- 「すべては『失敗』から始まった:アフリカ編」
- 11:25–12:35 占部由子(AA研共同研究員, 神戸市外国語大学)
- 「八重山でのフィールドワークでの失敗」
- 13:30–14:40 蝦名大助(AA研共同研究員, 京都外国語大学)
- 「研究の多い言語と少ない言語:南米でのフィールドワーク」
- 14:40-15:00
- 総合討論
- 2024年6月1日(土)13:00–17:30
- 場所:306,オンライン会議室
- 使用言語:日本語
- 13:00–13:05
- 開会・趣旨説明
- 13:05–15:00 木本幸憲(AA研共同研究員,兵庫県立大学)
- 「フィリピンの狩猟採集民の言語研究での失敗と後悔:調査地選びからキャリア形成までを振り返る」
- 15:10–17:20 千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
- 「フィールド言語學と規範言語學」(仮題)
- 17:20–17:30
- 総合討論, 成果とりまとめについて
- 2024年3月5日(火)11:00–18:00
- 場所:304,オンライン会議室
- 使用言語:日本語
- 11:00–11:10
- 開会・趣旨説明
- 11:10–12:20 澤田英夫(AA研所員)
- 「掻き捨てられない旅の恥」
- 13:20–14:30 加藤昌彦(AA研共同研究員, 慶應義塾大学)
- 「カレン語研究における私の失敗」
- 14:40–15:50 稲垣和也(AA研共同研究員, 南山大学)
- 「後悔しないために:インドネシアでの言語フィールドワーク」
- 16:00–17:10 渡辺己(AA研所員)
- 「聞きたいものだけが聞こえる:スライアモン語の調査より」
- 17:20–18:00
- 総合討論
- 2023年10月15日(日)10:00–16:00
- 場所:303,オンライン会議室
- 使用言語:日本語
- 10:00–10:30
- 趣旨説明・メンバー紹介
- 10:40–11:40 山越康裕(AA研所員)
- 「導入:諸々の失敗、そして後悔」
- 12:40–13:40 塩原朝子(AA研所員)
- 「インドネシアの言語調査での様々な失敗」
- 14:00–15:00 黒木邦彦(AA研共同研究員, 神戸松蔭女子学院大学)
- 「俺みたいになるな!!: デイタ管理を閒違へちゃった先生」
- 15:10–16:00
- 総合討論・次回以降の調整
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