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期間:2022-2024年度
本課題ではアジア・アフリカの少数言語や日本語やドイツ語など多様な言語を対象として「ナラティブ」にみられる形態統語論的特徴の解明を試みる。ナラティブは、典型的には「発話場面と時空間的に離れたところに位置付けられた、時系列的に並んだイベント」を表す発話のジャンルである。本課題ではナラティブと会話を含むセミ・パラレルコーパスを共通の基盤としつつ、自然発話のデータも分析することにより、個別言語にみられるナラティブ固有の形態統語論的特徴を探り、さらにはその通言語的類型化を試みる。また、ナラティブのテキストコーパスを公開するよりよい規格についても議論を行う。
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