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AA研共同利用・共同研究課題

日本語のノダに類する文末表現標識の通言語的研究:思考プロセスの観点からのアプローチ

日本語のノダに類する文末表現標識の通言語的研究:思考プロセスの観点からのアプローチ

‘noda’ cogitation cycle

キーワード

  • 「ノダ」文
  • 文末表現
  • 思考プロセス
  • ノダのサイクル

関連地域

  • 日本
  • 朝鮮
  • 中国
  • モンゴル
  • ネパール
  • ビルマ

ウェブサイト

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プロジェクトについて

期間:2013-2015年度

日本語のノダ文については多くの研究がある。角田(2004)は「思考プロセス」という原理を提唱した。これは,話者がある現象を見た時に,「1.認識,2.疑問,3.推察,4.答え」を経て思考が展開し,「4.答え」の所でノダ文が現れるというものである。この原理を用い,単文,複文,談話におけるノダ文の機能を統一的に論じた。
本共同研究は「思考プロセス」を応用し,アジアのいくつかの言語のノダ文に相当する文の機能の解明と,新たな談話理論の構築を目指す。「ノダの思考プロセス」が他の言語にもあてはまれば,普遍的な原理と考えられる。言語によって,意味が進展するつながり方の違いなども観察し,今後の意味の進展も,予測できるかもしれない。

研究代表者 角田三枝(立正大学)

プロジェクト・メンバー

研究代表者

  • 角田三枝(立正大学)

AA研所員

  • 星泉
  • 児倉徳和

共同研究員

  • 梅谷博之
  • 海老原志穂
  • 大塚行誠
  • 桐生和幸
  • 千田俊太郎
  • 角田太作

研究成果

研究会

成果とりまとめのための研究会

  • 日時:2017年1月21日(土)14:00–19:00,2017年1月22日(日)9:00–15:00
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 「日本語のノダに類する文末表現標識の通言語的研究 」‘A Crosslinguistic Study of Nominalizer-final Constructions: The “Cogitation Process” Approach’というテーマで,2013年度から2015年度にわたり,共同研究を行った。本共同研究では,角田三枝(2003, 2004)が,日本語のいわゆるノダ文をもとに提案した「ノダの思考プロセス」という理論枠組みを用いた。アジアの言語の中にはノダ文に相当する形式を持つものがある。本共同研究では,カム・チベット語,アムド・チベット語,シベ語,朝鮮語,ビルマ語,モンゴル語,ネワール語のノダ相当形式の用法を多角的に調べ,日本語とも比較した。調査に当たっては,角田三枝が漫画による調査方法を新たに発案し,調査票を作成した。 その調査票を用いて調査した結果,以下のことなど,言語類型論的に重要な事実を発見した。(a)諸言語のノダ相当形式の用法には,違いがあると同時に,規則性もある。(b)「思考プロセス」を精密化できる。(c) ノダ相当形式の用法の違いと共通点によって,八つの言語をグループ分けできる。  調査結果の概要は,2016年1月23日にAA研において行ったワークショップで発表したが,さらに共著の論文として,海外のジャーナルに投稿することにした。その準備として,予定した研究会では以下のことなどを行う。(a) データを見直す。特に,ノダ相当形式の用法の違いと共通点の詳細を更に検討して,確認する。(b)「思考プロセス」と調査結果の関係をさらに検討する。(c) 言語のデータを統一した表記方法で示す方法を検討する。

  • 1月21日
  • 角田三枝(立正大学)
    「論文の進捗状況と各言語における発見」
    千田俊太郎(京都大学)
    「朝鮮語」
    海老原志穂(AA研ジュニア・フェロー)
    「アムド・チベット語」
    星泉(AA研所員)
    「カム・チベット語」
    児倉徳和(AA研所員)
    「シベ語」
    梅谷博之(東京大学)
    「モンゴル語」
    大塚行誠(AA研ジュニア・フェロー)
    「ビルマ語」
    桐生和幸(美作大学)
    「ネワール語」
    角田太作(国立国語研究所名誉教授)
    「一般言語学と類型論における観点」
  • 1月22日
  • 全員
    ディスカッション1「transliterationの方法」
    全員
    ディスカッション2「論文中でのデータの表記,例文の表記」
    全員
    ディスカッション3「今後の予定と各人の作業」

2015年度第3回研究会(通算第9回目) 報告書(和文)(81KB)

  • 公開ワークショップ「ノダ文相当表現の通言語的研究」
  • 日時:2016年1月23日(土)13:00-18:00(公開)
  • 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
  • 使用言語:日本語
  • 主催:言語の動態と多様性に関する国際研究ネットワークの新展開(LingDy2), 共同利用・共同研究課題「日本語のノダに類する文末表現標識の通言語的研究:思考プロセスの観点からのアプローチ」
  • AA研共同研究課題「日本語のノダに類する文末表現標識の通言語的研究:思考プロセスの観点からのアプローチ」(2013-15年度)は,2016年1月に公開ワークショップを開催します。日本語にはノダ文というものがありますが,アジアのいくつかの言語にも,同様の文末表現があります。本共同研究では,日本語のノダ文に基づいた「思考プロセス」(角田三枝(2004))の枠組みを用いて,アジアのいくつかの言語のノダ相当文末表現の意味と用法を研 究しました。その結果,言語間の違いがあると同時に,共通の原理もあることが明らかになりました。本ワークショップでは本共同研究に参加したメンバーが研究成果を発表します。

  • 角田三枝(AA研共同研究員,立正大学非常勤講師)
    「日本語のノダに類する文末表標識の通言語的研究・調査結果と発見」
  • 各言語におけるノダ文相当表現
  • 千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「朝鮮語」
    海老原志穂(AA研共同研究員,AA研研究機関研究員)
    「アムド・チベット語」
    星泉(AA研所員)
    「カム・チベット語」
    児倉徳和(AA研所員)
    「シベ語」
    梅谷博之(AA研共同研究員,AA研特任研究員)
    「モンゴル語」
    大塚行誠(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「ビルマ語」
    桐生和幸(AA研共同研究員,美作大学)
    「ネワール語」
  • 角田太作(AA研共同研究員,国立国語研究所名誉教授)
    「本プロジェクトの一般言語学と類型論における貢献」
  • 日時:2016年1月24日(日)9:00-15:30(非公開)
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 全員
    ディスカッション「本共同研究の成果総括」「今後の成果発表の方針」

2015年度第2回研究会(通算第8回目) 報告書(和文)(74KB)

  • 日時:2015年12月5日(土)9:00-19:30,2015年12月6日(日)9:00-15:30
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 来年の1月にワークショップを予定している。そのために研究成果の発表準備を行う。各言語の調査結果の見直し,および各言語のノダに類する文末表現の「思考プロセス」との関係性,および各言語における用法の特徴を考察して発表する。さらに,本プロジェクトにおける,ノダに類する文末表現についての発見全体を整理・統合する。また,今後の研究,調査,および研究報告などについて,メンバー全員で検討する。

  • 12月5日
  • 海老原志穂(AA研共同研究員,AA研研究機関研究員)
    「アムド・チベット語の調査結果見直し3と発表準備」
    児倉徳和(AA研所員)
    「シベ語と「思考プロセス」」
    角田三枝(AA研共同研究員,立正大学)
    「思考プロセスと本プロジェクトによる発見・発表準備」
    星泉(AA研所員)
    「カム・チベット語と「思考プロセス」」
    千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「朝鮮語と「思考プロセス」」
    全員
    「ディスカッション1 今後の予定についての相談」
  • 12月6日
  • 梅谷博之(AA研特任研究員)
    「モンゴル語と「思考プロセス」」
    角田太作(AA研共同研究員,国立国語研究所)
    「一般言語学における本プロジェクトの成果の位置づけ」
    全員
    「ディスカッション2 ワークショップの準備」
    全員
    「ディスカッション3 ワークショップの準備」

2015年度第1回研究会(通算第7回目) 報告書(和文)(85KB)

  • 日時:2015年5月9日(土)9:00-19:00,2015年5月10日(日)9:00-16:00
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 各言語の調査結果の見直しを報告する。また,各言語のノダに類する文末表現の「思考プロセス」との関係性,および各言語における用法の特徴をさらに考察する。さらに,本プロジェクトにおける,ノダに類する文末表現についての発見全体を整理・統合する。今年度末に研究成果を発表する予定なので,今後の研究,調査,および研究発表会の準備について,メンバー全員で検討する。

  • 5月9日
  • 海老原志穂(AA研共同研究員,AA研研究機関研究員)
    「アムド・チベット語の調査結果見直し」
    角田三枝(AA研共同研究員,立正大学)
    「統計結果の報告」
    角田三枝(AA研共同研究員,立正大学)
    「調査結果の概要,思考プロセスとの関係」
    星泉(AA研所員)
    「カム・チベット語と思考プロセス」
    児倉徳和(AA研所員)
    「シベ語と思考プロセス」
    千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「朝鮮語と思考プロセス」
    梅谷博之(AA研特任研究員)
    「モンゴル語と思考プロセス」
  • 5月10日
  • 桐生和幸(AA研共同研究員,美作大学)
    「ネワール語と思考プロセス」
    大塚行誠(AA研共同研究員,AA研ジュニア・フェロー)
    「ビルマ語と思考プロセス」
    全員
    「ワークショッププログラム素案の作成・検討」

2014年度第3回研究会(通算第6回目)

  • 日時:2015年1月24日(土)9:00-19:30,2015年1月25日(日)9:00-15:30
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 前回に引き続き,メンバー全員により,調査結果の見直しを行う。また,各言語のノダに類する文末表現と日本語のノダの「思考プロセス」との関係性をさらに考察し,各言語のノダに類する文末表現の特徴を考察する。来年度に研究成果を発表する予定なので,今後の研究,調査,および研究発表会にむけて,メンバー全員で検討する。

  • 1月24日
  • 海老原志穂(AA研共同研究員,AA研研究機関研究員)
    「アムド・チベット語の調査結果」
    千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「朝鮮語調査結果見直し」
    桐生和幸(AA研共同研究員,美作大学)
    「ネワール語調査結果見直し」
    大塚行誠(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「ビルマ語調査結果見直し」
    星泉(AA研所員)
    「カム・チベット語調査結果見直し」
    児倉徳和(AA研所員)
    「シベ語調査結果見直し」
  • 1月25日
  • 梅谷博之(AA研共同研究員,AA研特任研究員)
    「モンゴル語調査結果見直し」
    角田三枝(AA研共同研究員,立正大学)
    「調査結果とノダのサイクルの関係」
    全員
    「今後の調査研究,および発表に向けて ディスカッション」
    児倉徳和(AA研所員),千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「スプレッドシート等の使い方」

2014年度第2回研究会(通算第5回目) 報告書(和文)(89KB)

  • 日時:2014年11月8日(土)9:00-19:00,2014年11月9日(日)9:00-15:30
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 前回に引き続き,今回はメンバー全員により,調査結果の見直し,および新たな調査結果の報告を行う。また,各言語のノダに類する文末表現と日本語のノダの「思考プロセス」との関係性をさらに考察するとともに,各言語のノダに類する文末表現の特色をみてゆく。来年度に研究成果を発表する予定なので,今後の研究,調査,および研究発表会にむけて,メンバー全員で検討する。

  • 11月8日
  • 海老原志穂(AA研共同研究員,AA研研究機関研究員)
    「アムド・チベット語の調査結果」
    大塚行誠(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「ビルマ語調査結果見直し」
    梅谷博之(AA研共同研究員,AA研特任研究員)
    「モンゴル語調査結果見直し」
    桐生和幸(AA研共同研究員,美作大学)
    「ネワール語調査結果見直し」
    千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「朝鮮語調査結果見直し」
    全員
    「今後の調査研究,および発表に向けてのディスカッション」
  • 11月9日
  • 児倉徳和(AA研所員)
    「シベ語の調査結果見直し」
    星泉(AA研所員)
    「カム・チベット語の調査結果見直し」
    角田三枝(AA研共同研究員,立正大学)
    「調査結果とノダのサイクルの関係」
    全員
    「今後の調査研究,および発表に向けてのディスカッション」
    児倉徳和(AA研所員),千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「コンピュータ上のデータの管理」

2014年度第1回研究会(通算第4回目) 報告書(和文)(78KB)

  • 日時:2014年5月24日(土)9:00-19:30,2014年5月25日(日)9:00-15:30
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 昨年度,独自に作成した調査票を用いて,メンバーそれぞれが個々の言語の調査を行い,その内容を発表した。今回は,前回の調査結果の不備な点を補完し,さらに調査結果全体を見直す。今回の研究会では,以下の6名による調査結果の追加報告および考察を行う。また,各言語のノダに類する文末表現と日本語のノダの「思考プロセス」との関係性をさらに考察し,今後の研究,調査についてメンバー全員で検討する。

  • 5月24日
  • 大塚行誠(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「ビルマ語調査報告見直し」
    児倉徳和(AA研所員)
    「シベ語調査報告見直し」
    千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「朝鮮語調査報告見直し」
    梅谷博之(AA研共同研究員,AA研特任研究員)
    「モンゴル語調査結果見直し」
    ディスカッション
    「今後の調査研究に向けてのディスカッション」
  • 5月25日
  • 桐生和幸(AA研共同研究員,美作大学)
    「ネワール語調査報告見直し」
    星泉(AA研所員)
    「カム・チベット語調査報告見直し」
    ディスカッション
    「今後の調査研究に向けてのディスカッション」
    児倉徳和(AA研所員)
    「コンピュータ上のデータの管理」

2013年度第3回研究会(通算第3回目) 報告書(和文)(76KB)

  • 日時:2014年1月25日(土)9:00-19:30,2014年1月26日(日)9:00-15:30
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 本年度,プロジェクトのメンバーで調査票を作成した。その調査票を用いて,それぞれのメンバーが個々の言語の調査を行った。今回の研究会では,以下の3名による各言語の調査結果の報告を行う。また,これまでの調査結果をもとに,角田(2004)の「ノダの思考プロセス」との関係,および今後の調査方法などをメンバー全員で検討する。

  • 1月25日
  • 児倉徳和(AA研共同研究員,九州大学)
    「シベ語調査報告」
    星泉(AA研所員)
    「チベット語調査報告」
    千田俊太郎(AA研共同研究員,京都大学)
    「朝鮮語調査報告」
    全員
    ディスカッション
  • 1月26日
  • 角田三枝(AA研共同研究員,立正大学)
    「「ノダの思考プロセス」との関連」
    全員
    今後の調査に向けてディスカッション
    児倉徳和(AA研共同研究員,九州大学)
    「スプレッドシート等の使い方」
    全員
    「まとめと今後の予定」

2013年度第2回研究会(通算第2回目) 報告書(和文)(77KB)

  • 日時:2013年10月26日(土)9:00-19:30,2013年10月27日(日)9:00-15:30
  • 場所:AA研小会議室(302)
  • 本年度,プロジェクトのメンバーで調査票を作成した。その調査票を用いて,それぞれのメンバーが個々の言語の調査を行った。今回の研究会では,以下の4名による各言語の調査結果の報告を行う。また,メンバー全員で調査内容,調査方法について検討する。

  • 10月26日
  • 全員
    調査の進捗状況報告
    梅谷博之(AA研)
    「モンゴル語調査報告」
    海老原志穂(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「アムド・チベット語調査報告」
    大塚行誠(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「ビルマ語調査報告」
    全員
    ディスカッション
  • 10月27日
  • 桐生和幸(AA研共同研究員,美作大学)
    「ネワール語調査報告」
    全員
    調査方法の検討
    児倉徳和(AA研共同研究員,九州大学)
    「スプレッドシート等の使い方」

2013年度第1回研究会(通算第1回目) 報告書(和文)(77KB)

  • 日時:2013年5月11日(土)9:00-18:00,2013年5月12日(日)9:00-15:30
  • 場所:AA研セミナー室(301)
  • 5月11日
  • 大塚行誠(AA研共同研究員,東京外国語大学)
    「現代口語ビルマの『ノダ』文に関する予備調査」
    千田俊太郎(AA研共同研究員,熊本大学)
    「朝鮮語の「連體形 + kes + コピュラ」文: 先行研究と問題」
    全員
    調査票の検討
  • 5月12日
  • 全員
    形態と用法の整理
    全員
    調査票の検討

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