こちらにはひと月に一度,AA研スタッフや共同研究員がフィールド調査の際に撮った写真を載せています。
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トルコの最東北部,グルジアとの国境近くの一帯にはこのような古いグルジアの教会の遺跡が点々と残っている。写真はアルトヴィン県シャヴシャト(Şavşat)郡ジェヴィズリ(Cevizli)村にあるトベティ教会。
10世紀に建てられた大きな教会で,もともとはいくつかの建物があったが,今日では主教会の壁の一部が残っているのみである。17世紀ごろから19世紀末まではモスクとして使われていた。
付近の住民にはグルジア系の人々が多く,今でも特に年配の人々は独特のグルジア語を話しているが,トルコ語に取って代わられて,グルジア語は次第に消えつつある。
2001年8月
アルトヴィン県シャヴシャト(Şavşat)郡ジェヴィズリ(Cevizli)村にあるトベティ教会
児島康宏 撮影
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