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今月の一枚

こちらにはひと月に一度,AA研スタッフや共同研究員がフィールド調査の際に撮った写真を載せています。

(写真の著作権は撮影者にあります。無断・無許可でのご使用は固くお断りします。)

雨宿りするヤクシマザル

ニホンザルは北は、青森県の下北半島から、南は屋久島まで分布している。屋久島は、九州最南端の大隅半島佐多岬から約60キロ南に位置している。屋久島のサルは、亜種(ヤクシマザル)として区別されている。屋久島でのサル研究は、1950年代に川村俊蔵と伊谷純一郎による予備的な調査に始まった。
林芙美子の小説『浮雲』に「1ヶ月、ほとんど雨ですな。屋久島は月のうち、三十五日は雨といふ位でございますからね」というセリフがある。強い雨が降ると、サルたちはときに岩のくぼみや木陰で雨宿りをする。私は、雨宿りしているサルをみる。サルたちは雨にうたれている私をみている。


2011年2月14日
鹿児島県屋久島西部
谷口晴香 撮影



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