こちらにはひと月に一度,AA研スタッフや共同研究員がフィールド調査の際に撮った写真を載せています。
(写真の著作権は撮影者にあります。無断・無許可でのご使用は固くお断りします。)
ヤンゴン・ダウンタウンの西側,中華街に位置する19番通りは,サテーや蟹・魚・貝などの海鮮炒め物とドラフトビールが売りの食堂街としてつとに有名である。
黄昏時,はや灯のともる看板の列の中を,そぞろ歩きする初老の男性,すでに一杯やり始めている客もいる。この写真を撮ったのは12年前だが,通りの雰囲気は今もほとんど変わらない。
この食堂街を語る時にどうしても外せないのがうなぎの揚げ物である。細かく叩き切ったうなぎを塩・にんにく・生姜・ターメリックで味付けし,たっぷりの油で揚げて,コリアンダーをあしらって出す。よく冷えたビールに一番合うつまみではなかろうか。19番通りの,肩ひじ張らない気さくな雰囲気の中で食すればなおさらである。
ミャンマー,ヤンゴン市ラーター区19番通りにて
1998年11月
澤田英夫撮影
Copyright © 2010 Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa. All Rights Reserved.