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教育セミナー >> 2006年度感想・報告 >> 清水 理恵
2006(平成18)年度
清水 理恵(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科)

 今回のセミナー参加は、私にとって想像以上に有意義なものとなった。第一に、あらゆる分野や地域の角度から見た「中東・イスラーム」の報告を聴くことができ、それらに関する新鮮な知識を得られたことが貴重であった。また第二に、参加受講生や先生方と一日中行動を共にすることにより、人間的な親交を深めることができたことも、大きな収穫となった。そして最後に、共に学ぶ中で他の受講生に刺激され、自ずと意欲と競争心が湧いてきたことが、私にとって何よりも有益であったと言えよう。

  ただ一つ残念なことには、当初私は、本セミナーにおける発表を予定していたが、都合により今回は断念する結果となってしまった。それ自体でも十分心残りなのであるが、それ以上に、企画・運営をしてくださった多くの先生方や事務の方々へ多大なご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを考えると、本当に申し訳なく思い、ここに改めてお詫びを申し上げたいと思う。しかしながら、それでもセミナーにおいては熱心にご指導いただき、また飲みの席においても気さくに会話を楽しむことができたこと、またその時間からさえも多くを学び取ることができたことに、今心から感謝したいと思う。

 次に、本セミナーに対する要望としては、まず以下の事を提案したい。それは、受講生が発表を終え先生方からのコメントをいただく際、その評価に関しては、基本的には毎回同じコメント内容の項目を設けるなどして、そのコメントをより体系化することである。例えば、@発表の仕方、A資料の用い方、B方法論、C理論的整合性、等々である。毎回一貫性をもって評価をいただけたならば、比較を通しそれぞれの発表者の良い点・悪い点が明確になり、本人はもちろん、分野の同じ、または異なる聴衆の受講生全員にとっても、よりわかりやすくなるのではないだろうか。

  さらに、細かいことではあるが、もう一点、改善を願いたい点として、受講室内の空調設備を挙げたい。今回は9月も下旬にかけての開講ということで、本来季節的にはそれほど過ごしにくい時期でもないはずなのであるが、今年のセミナー期間中は日中陽が照り気温が上がる日が多く、特に午後の授業になると室内が暑くなり、頭がのぼせてしまうようなことが度々あった。些細なことに過ぎないが、もし改善可能な余地があるのであれば、次回はぜひその点も向上させていただければと思う。

 

 

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