王爺廟調査記録抜粋



27. 嶼宮三王府


27-1. 廟の内部
廟の内部 96.12/31 
地点:石獅市永寧鎮沙堤村

27-2.
創廟年代:明崇禎三年(1629年)。「紅蛇」が「鶴子(海鳥)」を追って海岸まできたところ、ここで蛇はもう追いかけなくなった。そこで、この地の地理がよいということで、建廟した。しかし、何度廟を建ててもすぐに水に流された。
そこで、「水興公」を勧請して水を鎮めてもらってからようやく、廟が流されなくなった。現在でも、満潮時には、廟のあるところは孤島になる。

27-3.
主祀神明(生日):池府(5月13日)、朱府(8月13日)、温府王爺(1月13日)。


27-4. 番王爺像
番王爺像 96.12/31 
配祀神明及び同祀神明:水興王、水夫人、三夫人、七代巡爺、王船、馬神、神馬。

27-5.
祭祀圏:沙堤村の「当境」ではない。当境神で解決できないことをここで解決する。

27-6.
王爺の起源:ある人の夢に、三本の木材が流れてくるというお告げがあり、海へ行ったところ見つかった。三人は、状元、榜眼、探花。

27-7.
送王船儀礼:無。

27-8.
巡境(有無及び範囲):祭典は8月15日で、2日間「開壇()」する。

27-9.
分霊:恵安、厦門、同安、州にある。台湾(台東)、シンガポール、香港からも進香に来る(但し、分霊廟があるか否かは不明)。

27-10.
管理組織:不明。




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