
研究代表者:奥田統己
研究分担者:田村すず子
研究協力者:沢井春美、丹菊逸治、北原次郎太、田村将人、田村雅史、林誠、加藤陽一郎

A 奥田・田村双方が所蔵するこれまでの調査資料の整理を進める。録音・録画テープなどは内容を把握して文字化したうえでフィールドノートなどの文字記録とあわせて電子化し、今後の研究の利用の便を図る。また必要に応じてテキストや例文に日本語訳を与え、さらに単語ごとの品詞・意味などを分析したうえで、語彙をまとめる。
B Aでの成果を総括班に引き継ぎ、公刊作業に協力する。
C Aで整理した資料のうち経年による劣化の恐れがあるものの複製・保存作業を行う。
D 現地調査を実施し、Aの作業中に生じた不明点を話者に確認するとともに新たな資料の録音・録画・整理を行う。

A 奥田・田村それぞれが所蔵する音声・映像資料の内容目録(非公開)を作成し、文字化・公開にあたっての基礎資料とする。この作業は研究補助アルバイターを雇用して行う。
この作業と並行して、資料の文字化・翻訳・電子化・語彙分析の作業を行う。この際お互いの所蔵する資料のうち、一方が主に研究してきた方言の資料を必要に応じて交換し、より確実な分析を行う。また一部の資料については、当該方言の専門家である沢井春美氏(北海道立アイヌ民族文化研究センター)、丹菊逸治氏、北原次郎太氏、田村将人氏、田村雅史氏(千葉大学大学院)林誠氏(北海道立アイヌ民族文化研究センター臨時職員)を研究協力者として迎え、整理・分析を依頼する。以上の作業にはそれぞれ現有のパーソナルコンピューターを用いる。
B Aの結果得られた成果を総括班に引き継ぎ、公開作業に協力する。
C 現有のDAT機器などを使用して、音声資料の複製・保存を進める。この作業も研究補助アルバイターを雇用して行う。また田村が所蔵しているアナログ映像資料をディジタルビデオに複製する作業を外注によって行う。
D 現地調査を実施し、Aの作業中に生じた不明点の確認および新たな資料の録音・録画・整理を行う。その際現有のディジタルビデオでの撮影を行い、現有の音声機器での録音とあわせ、質の高い記録を得る。また琉球大学大学院生の加藤陽一郎氏に、研究協力者として現地調査を依頼する。
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