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壁画
壁画 Mural Painting
ウパーリ戒壇(タウンビー村東方) Upali Thein

戒壇とは、僧侶の得度(出家)式や懺悔を行なう建築物を指す名称です。ウパーリは、第8代ナダウンミャー王(在位 西暦1211~34年)から第10代チャズワー王(在位 西暦1234~50年)治世の高僧の名です。13世紀前期の建立とみられています。

内部の有名な壁画は、バガン期のものでなく、コンバウン朝のボードーパヤー王(在位 西暦1781~1819年)治世の西暦1794年に描かれたものです。3段に分かれ、上段は成道図、中段は出家する過去二十八仏の図、下段は過去二十八仏の安居図で、各段にビルマ語の墨文が付されています。画像は中段の出家図の一部です。

2003/1/15 岡野賢二撮影