同時期の活字媒体での動向としては、1996年9月、 アリアドネが『調査のためのイ ンターネット』をちくま新書より刊行したことが注目される。この新書は、ほ とんど海外のサイトが対象で、国内の状況にほとんど対応していなかった が、人文・社会科学分野での 有益なイン ターネット上のリソースを紹介しており、さらにその後、Webページやメーリングリストによるサポートも開始することで、人文・社会科学分野の情報の集積場との ひとつとなっていった。