next up previous
次へ: 全文検索エンジンの試み 上へ: リンク集という解決手段 戻る: 活字媒体からのアプローチ

「ゆるやかな分散型総合学術情報システム」

1997年、こうした人文科学系Webサイトに関わる ボランティア達の活動の一つの総括 として、後藤斉[1997] が発表された。利用者個々人の積極的・能動的参与をよびか け、 「単に一サイトからの一方通行 の「情報発信」でなく、多くのサイ トがそれ ぞれ連携しあるいは建設的に批評し、有機的に関連し合った情報を発することによ って、全体として質の高い学術情報の流通の場になるのである」 とし、WWWを「ゆる やかな分散型総合学術情報システム」と位置づけた この論考は、WWWの原点を再び問 い直しつつ人文科学にとっての 将来の可能性を探るという意義深いものであり、各 方面に大きな影響を与えた。



Kiyonori Nagasaki 平成13年1月10日