番号:019 年月日:ヒジュラ暦1317年ラマダーン月29日(1900年1月31日) 劇場:シェフザーデバシュの「ヴェズネジレル」にある劇場 劇団:オスマン演芸団 演目:無実の女、あるいはあわれな妻 構成:(5幕) 解説:構成については中央挿絵の上に手書きで「5幕」と記されている。挿絵から、 家が火事になって、消火に努めるが、罪をきせられ、死んでいくという物語かとも想 像される。メティン・アンドは、「無実の女、あるいは嫉妬の結末」という作品(5 幕)が1895年にオスマン娯楽団によって上演されたことを指摘しており、おそらくこ の作品と同一のものであったとも考えられる。そうだとすれば、作品の内要は嫉妬を めぐる放火事件か?この芝居の他に、オスマン演芸団の定番となった寄席演芸として 、キュチュク・アレフィー嬢による歌と踊り、ペルーズ嬢、シャームラン嬢によるそ れぞれのコントなどが披露されている。 画像を拡大する。 |
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