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海老原 志穂

研究機関研究員,博士

東京外国語大学
アジア・アフリカ言語文化研究所
〒183-8534 東京都府中市朝日町 3-11-1

Email: sebihara[at]aa.tufs.ac.jp

個人ウェブサイト:

研究テーマ:記述言語学,チベット語方言学


端っこが好き?

チベット語方言の記述研究を行っています。チベット語は,中国の他,ネパール,ブータン,北インド,パキスタンにおよぶ広い地域で話されています。私は2003年から現在まで,主に,中国西北部で話されるアムド・チベット語を研究してきました。いまは,アムド地方の最東北端で話されるホワリ方言の記述を書籍にまとめ,現地に還元する準備をしています。今年からは西部のチベット語の研究もはじめました。つまり,チベット語圏の東西の端で話される方言にとりくんでいます。今後は書写語のデータなども用い,チベット語の歴史的な変化を明らかにしていきたいと思っています。

最近取り組んでいること:

言語記述の他に,チベット現代文学の翻訳・紹介にも力を入れています。2004年から活動をはじめたチベット文学研究会の一員として小説や詩の翻訳にたずさわり,作家へのインタビューなども行っています。チベット学の中でも現代文学は新しい分野であるため,専門の研究者も少なく,日本での知名度も高いとは高いといえません。このような状況下でわれわれがよい作品を紹介できたらと思っています。今後は紹介だけでなく,文体など文学を題材とした言語研究にもとりくんでいくつもりです。


研究プロジェクト:


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