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長縄 宣博

教授

東京外国語大学
アジア・アフリカ言語文化研究所
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1

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研究テーマ:中央ユーラシア近現代史,ロシア・中東関係史


ロシアの中のイスラーム世界/イスラーム世界の中のロシア

 私の研究は、19世紀後半から20世紀前半、つまりロシア帝国が動揺し解体に向かいソ連邦が成立するユーラシア大陸の巨大な地殻変動の中で、ロシアが国内外のムスリムと結んだ複雑な関係を解明するものです。その核となるのは、ヴォルガ川とウラル山脈に挟まれた地域に16世紀半ば以来住む、ロシアで最も歴史の深いムスリム社会の歴史です。これまでは、この少数派がロシアの統治制度やロシア人社会といかに巧みに交渉してきたのか、またオスマン帝国との往来が現地社会に何をもたらしてきたのかを考えてきました。近年は、1917年のロシア革命から放出された反帝国主義がどのようにロマノフ朝の版図だけでなく、ロシアと中東との関係を再編したのかに関心があります。

最近取り組んでいること
ロシアと「イスラーム世界」の絡まりあいという観点から、1870年代ごろにはじまり現在終わろうとしている「長い20世紀」について考えています。


研究プロジェクト:

  • 共同利用・共同研究課題「近代中央ユーラシアにおける歴史叙述と過去の参照 (jrp000253)」


  • 関連サイト:


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