期間:2025-2027年度
14 世紀から 18 世紀の海域東南アジアのイスラーム化について、特に南アジアの影響とイスラーム到来前の宗教伝統の継続と変容に注目し、東南アジア諸語(アチェ、マレー、ジャワ、チャムなど)及びアラビア語、ペルシア語文書等を利用して、分析する。具体的には各地の歴史書(babad、hikayat など)、統治論、英雄譚、神秘主義詩歌・神秘主義理論書、占術・暦(primbon)について、王権・宮廷詩人、宗教知識人・スーフィー、民間宗教実践者などの立場に分けて分析する。各分野における南アジア・西アジアのイスラーム化の議論との比較を通して、東南アジアのイスラーム化の特徴を考察する。
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