期間:2024-2026年度
本研究は,高成長とICT化・高学歴化がすすむアフリカ諸国において,若者が自らをとりまく「現実」をどのように捉えながら将来構想を描き実践しようと/しているのか,記述する民族誌的研究2である。腐敗政治,長期政権化,国内経済格差,内戦とその後の社会再編,また家父長的特徴が顕著な東部アフリカ社会で,階層,難民,ジェンダーなどさまざまな属性による立ち位置にいる若者が,いかにその想像力と創造性をもって‘hustle’しているのか。自らの身体やICTを始めとするツールを生かしたパフォーマンス,そしてその実践力と戦術に注目する。
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