AA研共同利用・共同研究課題
死の人類学再考:変容する現実の人類学的手法による探究 (jrp000273)
プロジェクトの概要
期間:2021-2023年度
本研究は,死をめぐる人類学的なフィールド実践から,生きる現実を新たな視野のもとで捉え直すことを目指す。死は,それが自己の死であれ,他者の死であれ,人が生きる現実にとって根源的な経験である。本研究では,日常的なリアリティが変容するなか,東日本大震災や新型コロナウィルス感染といった突発的な出来事による死や,多死社会,介護の現場や死の医療化,葬儀の変容などの現場から,生と死の境界に焦点化することで,生きる現実に迫る。
研究代表者 西井凉子
メンバー
研究代表者
共同研究員
- 磯野真穂
- 加賀谷真梨
- 金セッピョル
- 黒田末寿
- 田中大介
- 土佐桂子
- 丹羽朋子
研究成果
研究会
- 日時:2024年2月24日(土)13:30–18:30
- 場所:301
- 使用言語:日本語
- 13:30–15:30 磯野真穂(AA研フェロー)
- 「言葉から意味が消える時ー死者と生きることをめぐる1論考」
- 15:45–18:30 丹羽朋子(国際ファッション専門職大学)
- 「死者との対話を喚起する表現の形ー3.11の経験をうつす現代アート,ドキュメンタリー映画,展示制作の事例から(仮)」
- 日時:2023年12月2日(土)13:30–18:00
- 場所:306
- 使用言語:日本語
- 13:30–15:30 金セッピョル(AA研共同研究員、総合地球環境学研究所)
- 「死を通して生に向かう――喪輿(サンヨ)・喪輿小屋の軌跡から」
- 15:45–18:00 西井凉子(AA研所員)
- 「死の人類学」論集草稿準備にむけての議論
- 日時:2023年5月21日(日)14:00–16:50
- 場所:303,306
- 使用言語:日本語
- <映像作家 佐藤そのみさんからのメッセージ>
- 2011年3月以来、1年目、2年目と毎年春がくる。
- それは日々の区切りでもあり、自分と向き合い、自分を見つめなおす時間でもあります。
- 作品を観ることで、観た人にも自分と向き合う時間をもってもらえたらと願ってます。
- 【プログラム】
- 14:00 オープニング
- 挨拶 西井凉子(AA研所員)
- 14:15–15:30 作品上映
- 『春をかさねて』(2019年/45分/劇映画)
- 『あなたの瞳に話せたら』(2019年/29分/ドキュメンタリー)
- 15:30–15:45 休憩
- 15:45–16:45 トーク+質疑応答
- 佐藤そのみ(映像作家)+丹羽朋子(国際ファッション専門職大学)+参加者全員
- 16:45–16:50 クロージング
- 丹羽朋子
- 【映画監督・トーク】
- 佐藤そのみ(映像作家)
- 【企画・聞き手】
- 丹羽朋子(国際ファッション専門職大学)
- 【司会進行】
- 西井凉子(AA研所員)
- 日時:2022年12月17日(土)13:30–18:00
- 場所:本郷サテライト
- 使用言語:日本語
- 13:30–18:00 全員
- 成果論集のための概要発表会
- 日時:2022年11月5日(土)13:30–18:30
- 場所:オンライン会議室
- 使用言語:日本語
- 13:30–15:30 田井みのり(東京都立大学)
- 「音楽による弔いの現在ー現代日本の葬儀を事例として」
- 15:45–18:00
- 「死の人類学」についての今後の研究方針についての議論
- 日時:2022年7月3日(日)13:30–19:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 使用言語:日本語
- 13:30–15:30 高木良子
- 「死者が見顕れるとき—故人を模した人形を通じて」
- 15:45–17:45 瓜生 大輔
- 「死者と生者をつなぐデジタルメディア」
- 18:00–19:00
- 総合討論
- 日時:2022年6月19日(日)13:30–19:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 使用言語:日本語
- 13:30–16:00 加賀谷真梨
- 「あの世の家の選び方-夫婦・親子別墓のその後」
- 16:15–19:00
- 「死の人類学事典(仮)」のためのブレインストーミング
- 日時:2022年3月29日(火)12:30–18:30,2022年3月30日(水)9:00–12:00
- 場所:新潟いろは亭(新潟県南魚沼市五日町449)
- 使用言語:日本語
- 3月29日
- 12:30–14:30 土佐桂子(AA研共同研究員、東京外国語大学)
- 「ミャンマー・コロナを考える:暴力・ガバナンス・SNSを通して知る死」
- 14:45–16:45 黒田末寿(AA研共同研究員、滋賀県立大学)
- 「死を引きよせて生きる:臨死の周辺と極限フェチ」
- 17:00–18:30 全員
- 総合討論
- 3月30日
- 9:00–12:00
- 「死についてのブレーンストーミング」
- 日時:2021年10月17日(日)13:30–19:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 使用言語:日本語
- 13:30–15:30 田中大介(AA研共同研究員,自治医科大学)
- 「COVID-19の発生に対する葬儀業の初動と展開」
- 15:30–17:30 磯野真穂(AA研共同研究員,慶応大学大学院)
- 「コロナ禍において死はいかに消費されたか―新型コロナをめぐる痛ましい死の発生機序―」
- 17:30–19:00 全員
- 総合討論
- 日時:2021年8月1日(日)14:00–18:00
- 場所:オンライン会議室
- 使用言語:日本語
- 14:00–15:00 西井凉子(AA研所員)
- 報告:『出会いのあわい』(2019年)宮野真生子(堀之内出版)を読んで
- 15:00–18:00 丹羽朋子(AA研共同研究員,国際ファッション専門職大学)
- 報告:『急に具合が悪くなる』(2019 年)宮野真生子・磯野真穂(晶文社)を読む――相互生成的生を描く「メッシュワーク」としての往復書簡,総合討論
- ディスカッサント:磯野真穂(AA研共同研究員,慶應大学)
- 日時:2021年4月18日(日)14:00–18:00
- 場所:オンライン会議室
- 使用言語:日本語
- 14:00–14:40 西井凉子(AA研所員)
- 「『アフェクトゥス』解題-生の潜在性から思考する」
- 14:40–17:30 メンバー全員
- 『アフェクトゥス』から触発された研究構想発表(各20分)及び総合討論
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