AA研共同利用・共同研究課題
南アジアの社会変動・運動における情動的契機
プロジェクトの概要
期間:2020-2022年度
「情動」に対する学問的関心が高まってからしばらく経つ。こうした関心の背景には、ポピュリズム政治、ヘイトスピーチなど、現代社会において「理性」や「対話」といった分析レベルでは拾いきれない検討領域が現出しているという認識があろう。この共同研究では、現代南アジアにおいて展開している社会変動やさまざまな社会運動を、「情動」というレベル・観点から再考するとともに、情動自体の歴史的変容について総合的に検討することを目指す。具体的には、分離独立、ヒンドゥー至上主義勢力によるポピュリスト政治、エスニック運動にともなう暴力の表出、カースト、ジェンダー秩序に対する異議申し立てなどを考察の対象とする。
研究代表者 粟屋利江(東京外国語大学教授)
メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 井田克征
- 押川文子
- 木村真希子
- 小牧幸代
- 小松久恵
- 佐藤斉華
- 鈴木真弥
- 田口陽子
- 中溝和弥
- 丹羽京子
- 萩田博
- 八木祐子
- 山田桂子
研究成果
研究会
- 日時:2021年2月18日(木)13:00–17:30
- 場所:オンライン
- 使用言語:日本語
- 参加費:無料
- 事前申し込みが必要です。
- 参加ご希望の方はZoomをインストールの上,2月15日(月)17:00までにこちらのURLよりご登録をお願いいたします。
- 問合せ先:東京外国語大学南アジア研究センター事務局
findas_office [at] tufs.ac.jp([at]を@に変えて送信してください。)
- 共催:AA研共同利用・共同研究課題「南アジアの社会変動・運動における情動的契機」,東京外国語大学南アジア研究センター(FINDAS)
- 1. 小松久恵(AA研共同研究員,追手門学院大学)
- 「ヒンディー現代文学と情動―アルパナー・ミシュラ『骨の花』を読む」
- 2. 木村真希子(AA研共同研究員,津田塾大学)
- 「アッサムにおける市民権法改正への反対運動」
- 3. 鈴木真弥 (AA研共同研究員,大東文化大学)
- 「生きられる「ダリト性」と運動の契機―高学歴ダリト若者の「カミングアウト」から考える」
- 日時:2021年2月15日(月)14:00–17:30
- 場所:オンライン
- 使用言語:日本語
- 参加費:無料
- 事前申し込みが必要です。
- 参加ご希望の方はZoomをインストールの上,2月12日(金)17:00までにこちらのURLよりご登録をお願いいたします。
- 問合せ先:東京外国語大学南アジア研究センター事務局
findas_office [at] tufs.ac.jp([at]を@に変えて送信してください。)
- 共催:AA研共同利用・共同研究課題「南アジアの社会変動・運動における情動的契機」,東京外国語大学南アジア研究センター(FINDAS)
- 1. 横地優子(京都大学)
- 「ラサ論:どのようにして感情は芸術的感動に変容するのか」
- 2. 置田清和(上智大学)
- 「信仰は感動をもたらし得るか:バクティ・ラサの歴史」
- コメンテータ:栗原麻子(大阪大学)
- 日時:2020年11月8日(日)13:00–16:30
- 場所:オンライン
- 共催:AA研共同利用・共同研究課題「南アジアの社会変動・運動における情動的契機」,東京外国語大学南アジア研究センター(FINDAS)
- 1. 太田信宏(AA研所員)
- 「マイスール藩王国における王権の感情化とその起源」
- 2. 井田克征(AA研共同研究員,中央大学)
- 「中世マハーラーシュトラの聖者伝における感情と救済」
- 日時:2020年5月24日(日)13:00–16:30
- 場所:Zoomによるオンライン開催
- 共催:AA研共同利用・共同研究課題「南アジアの社会変動・運動における情動的契機」,東京外国語大学南アジア研究センター(FINDAS)
- 1. 粟屋利江(AA研共同研究員,東京外国語大学)
- 「南アジア研究における情動:導入」
- 2. 田口陽子(AA研共同研究員,県立広島大学)
- 「情動のやりとりと社会身体の形成:人類学的な概念化と南アジアの変動」
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