AA研共同利用・共同研究課題
負債の動態に関する比較民族誌的研究
キーワード
- 負債
- 文化人類学
- 金融包摂
- 贈与
- 貨幣
- パトロンークライアント関係
関連地域
ウェブサイト
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プロジェクトの概要
期間:2019-2021年度
人間にとり負債とは何か。本研究では、この問いの答えを世界各地の民族誌的事例から探求する。負債は、贈与とならび古くから言及がある人類学の課題であるが、その多様なあり方を体系的に比較検討した研究は限られてきた。金銭の貸借であれ、義務や負目であれ、負債は人間を隷属化する契機にも社会結合や事業を生み出す創造的契機にもなりうる。本研究は、経済・政治・倫理にまたがる負債の両義的プロセスの比較研究を通じて、他者に負うという経験のダイナミズム(動態)を解明する。
研究代表者 佐久間寛(明治大学講師)
メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 生駒美樹
- 小川さやか
- 河野正治
- 木村周平
- 酒井隆史
- 佐川徹
- 鈴木佑記
- 中川理
- 中山智香子
- 深田淳太郎
- 松村圭一郎
- 丸山淳子
- 箕曲在弘
研究成果
研究会
- 日時:2020年8月26日(水)13:00–18:00, 2020年8月27日(木)9:00–16:00
- 場所:AA研大会議室(303), オンライン同時中継 *新型コロナ感染拡大の状況によって、オンラインのみの開催とする可能性があります。
- 使用言語:日本語
- 8月26日
- 13:00-14:30 酒向渓一郎(立命館大学)
- 「スンバ島の変容する人と家畜の交換ゲーム」
- 14:45-16:15 河野正治(AA研共同研究員,東京都立大学)
- 「称号の負い目を想起する:ミクロネシア・ポーンペイ島における首長制と祭宴の事例から」
- 16:30-18:00 箕曲在弘(AA研共同研究員,東洋大学)
- 「実践のなかの民主主義--ラオスのコーヒー産地におけるインフォーマルな金貸しと農家の関係」
- 8月27日
- 9:00-10:30 関野文子(京都大学)
- 「分配をめぐる負い目と相互行為・開発プロジェクトにおける資源分配をめぐるジレンマーカメルーン狩猟採集社会とスリランカ先住民社会の事例からー」
- 10:45-12:15 佐川徹(AA研共同研究員,慶應義塾大学)
- 「「暴力の貸しを取り返しに行く」―ダサネッチにおける復讐/感染/代替の論理」
- 13:15-14:45 酒井隆史(AA研共同研究員,大阪府立大学)
- 「国家とは何か」
- 15:00-16:00 全員
- 総合討論&打ち合わせ
- 日時:2019年6月30日(日)13:00–18:30
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 使用言語:日本語
- 共催:AA研共同利用・共同研究課題「負債の動態に関する比較民族誌的研究」, 科研費(基盤B)「 負債の動態をめぐる比較民族誌的研究:アジア・アフリカ・オセアニア農村社会を中心に」(研究代表者:佐久間寛(明治大学) 課題番号:19H01388)
- 佐久間寛(AA研共同研究員,明治大学)
- 「趣旨説明」
- 全員
- 「所信表明」
- 全員
- 打ち合わせ
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