AA研共同利用・共同研究課題
アフリカ諸語における声調・アクセントの総合的研究 (jrp000219)
プロジェクトについて
期間:2016-2018年度
アフリカには声調・アクセント言語が多くあるにも拘わらず,その実態は,必ずしも十分知られているとは言い難い。これはとりわけアジア諸語などの研究者の間では著しい。本共同研究では,まずそれぞれの研究者が調査を行っている言語の声調・アクセント体系を明らかにする。続いて,声調・アクセントが他の文法部分とどのような係わりを持つかを明らかにする。これにより,アフリカ諸語の声調・アクセント体系の類型論的特徴を明らかにすると同時に,声調・アクセントと文法とのインターフェースを明らかにする。そして世界の諸言語の中でアフリカ諸語の声調・アクセント体系の特質を考察する。
研究代表者 梶茂樹(京都産業大学教授)
プロジェクト・メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 安部麻矢
- 阿部優子
- 角谷征昭
- 神谷俊郎
- 河内一博
- 古閑恭子
- 小森淳子
- 塩田勝彦
- 髙村美也子
- 仲尾周一郎
- 古本真
- 牧野友香
- 米田信子
- 若狭基道
- Seunghun LEE
研究成果
研究会
- 日時:2018年10月20日(土)13:30–17:30
- 場所:AA研小会議室(302)
- 若狭基道(AA研共同研究員,跡見学園女子大学)
- 「ウォライタ語普通名詞のアクセント」
- 安部麻矢(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「マア語の名詞のトーンについて」
- 日時:2018年6月9日(土)13:30–17:30
- 場所:AA研小会議室(302)
- 古閑恭子(AA研共同研究員,高知大学)
- 「アカン語とンゼマ語の可譲渡/不可譲渡名詞」
- 梶茂樹(AA研共同研究員,京都産業大学)
- 「キガ語の声調」
- 日時:2017年12月23日(土)13:30–18:00
- 場所:AA研小会議室(302)
- 髙村美也子(AA研共同研究員,南山大学)
- 「ボンデイ語の名詞の声調・アクセントパターン」
- 梶茂樹(AA研共同研究員,京都産業大学)
- 「ニョロ語動詞活用における5つの変化形―とくに声調変化による目的語関係節構文と条件節1形の相同性について」
- 日時:2017年7月23日(日)13:30–17:30
- 場所:AA研小会議室(302)
- 主催:基幹研究「多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築(LingDy3)」
- 牧野友香(AA研共同研究員,大阪大学大学院生)
- 「ランバ語の名詞と動詞に見られる声調パターン」
- 品川大輔(AA研所員)
- 「ロンボ語(Bantu E623)の声調パターン試論」
- 日時:2017年3月25日(土)13:30–18:00
- 場所:AA研小会議室(302)
- 古本真(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「スワヒリ語マクンドゥチ方言のトーンとストレス-名詞のプロソディ特徴について-」
- 米田信子(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「ヘレロ語の名詞の声調パターン(バントゥ系 R31)」
- 日時:2016年7月2日(土)13:30-17:30
- 場所:AA研セミナー室(301)
- 塩田勝彦(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「ハウサ語の声調概観」
- 阿部優子(AA研共同研究員,AA研特任研究員)
- 「ベンデ語のトーン類型」
- 日時:2016年4月16日(土)13:30-18:00
- 場所:AA研セミナー室(301)
- 梶茂樹(AA研共同研究員,京都産業大学)
- 研究会を始めるにあたっての趣旨説明
- 梶茂樹(AA研共同研究員,京都産業大学)
- Tembo語,Haya語,Ankole語,Tooro語,Nyoro語など,幾つかのBantu系諸語の声調の類型
- 全員による討議
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