AA研共同利用・共同研究課題
インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間 (jrp000203)
プロジェクトについて
期間:2014-2016年度
本研究では,東南アジアの女性の経験世界−−中国系の女性と中国系の男性と通婚する女性が,いかに異なる仕方で移民社会の再生産に関与するか−−を現地調査にもとづいて明らかにすることで,東南アジアの華僑華人史の書き換えを試みるとともに,人口と空間をめぐる政治力学という観点から既存の華僑華人研究,および移民研究の枠組みを再考する。また女性たちの移動,定住,通婚,再生産の経験の蓄積のなかに「人の移動」をとらえる新たな人類学的枠組みを模索する。
研究代表者 宮原曉(大阪大学)
プロジェクト・メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 市川哲
- 王柳蘭
- 片岡樹
- 河合洋尚
- 木村自
- 中西裕二
- 三尾裕子
- 横田祥子
研究成果
研究会
- 日時:2017年2月26日(日)13:30–19:00
- 場所:AA研セミナー室(301)
- 使用言語:英語,日本語,中国語
- 「インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間」平成28年度第2回研究会として,以下の研究報告を行う。
- グエン テイ タン ハー(広島大学大学院生)
- 「在ベトナム中国系住民「明郷」の歴史認識-ベトナム・ホイアンにおける「明郷」の家譜の分析から」
- Ao Mengling(大阪大学大学院研究生)
- ”The Ethnic Chinese Women in the Philippines: Changes in the Family Role and Social Role.”
- 宮原曉(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「本プロジェクトにおける主要な成果」
- 日時:2016年10月23日(日)14:30–19:00
- 場所:AA研8階企画作業室(805)
- 使用言語:英語,日本語,中国語
- 「インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間」平成28年度第1回研究会として,参加者による昨年度の研究報告を行う。
- 日時:2015年12月5日(土)13:00-19:00
- 場所:AA研セミナー室(301)
- 「インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間」平成27年度第2回研究会として,国立民族学博物館の河合洋尚氏による報告を行う。
- 日時:2015年6月28日(日)13:30-19:00
- 場所:AA研小会議室(302)
- 使用言語:英語,中国語,日本語
-
「インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間」平成27年度第1回研究会として,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・客員研究員の朱東芹先生(華僑大学)をお招きし,下記のテーマに関する研究報告をいただく。また,本年10月に華僑大学で開催されるWCILCOSにて予定している分科会報告について準備のための討論を行う。
- 朱東芹(AA研外国人研究員,華僑大学)
- 「菲律宾华侨华人社团现状,问题与前景」
- 全員
- 本年10月に華僑大学で開催されるWCILCOSにて予定している分科会報告について準備のための討論
- 日時:2015年2月14日(土)13:30-19:00
- 場所:大阪大学豊中キャンパス グローバルコラボレーションセンターSTUDIO(〒560-0043大阪府豊中市待兼山町1-16 大阪大学全学教育総合棟 I - 3階)
- 使用言語:日本語
-
「インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間」第3回研究会として,広島大学のグエン テイ タン ハー氏より,下記のテーマに関する研究報告をいただく。
- グエン テイ タン ハー(広島大学大学院総合科学研究科)
- 「多民族国家ベトナムの文化遺産に関する人類学的研究-ベトナム中部に位置する世界文化遺産ホイアンの事例から-」
- 日時:2014年11月22日(土)13:30-17:30
- 場所:東京外国語大学本郷サテライト7階
- 使用言語:日本語
-
「インターフェイスとしての女性と中国系移民のディアスポリック空間」第2回研究会として,京都大学の片岡樹氏より,「タイ国のババ墓碑-バンコクとプーケットの事例報告-」をタイトルとする研究報告をいただく。また,IUAESでのパネル等,来年度の国際学会での予定や合同調査の予定等について調整を行う。
- 片岡樹(AA研共同研究員,京都大学)
- 「タイ国のババ墓碑-バンコクとプーケットの事例報告-」
- 全員
- IUAESでのパネル等,来年度の国際学会での予定や合同調査の予定等について調整
- ディアスポリック空間およびChinese Exchangeの理論的検討
- 日時:2014年7月5日(土)13:00-17:30,2014年7月6日(日)10:00-12:00
- 場所:東京外国語大学本郷サテライト4階セミナー室
- 使用言語:日本語
-
中国系の人口移動が,東南アジアにおける移動先や出身地の生態学的および社会的環境をどう変化させてきたか,またそうしたなかで,中国系の女性たちの経験世界がどのように構成されているかを人類学的に解明するために,①理論的,方法論的検討を行うとともに,②研究プロジェクトへの参加者の現地調査の成果を集約し,人口と空間,および移民の生活世界をめぐる政治力学に関して,仮説の提示を試みる。
- 7月5日 ディアスポリック空間の理論的検討
- 宮原曉(AA研共同研究員, 大阪大学)
- 「移動する身体と空間」
- 報告書(和文)(167KB)
- 市川哲(AA研共同研究員, 立教大学)
- 「通婚と環境利用に注目した中国系ディアスポラ空間研究試論①」
- 報告書(和文)(63KB)
- 7月6日 Chinese Exchangeの理論的検討
- 市川哲(AA研共同研究員, 立教大学)
- 「通婚と環境利用に注目した中国系ディアスポラ空間研究試論②」
- 報告書(和文)(66KB)
- 宮原曉(AA研共同研究員, 大阪大学)
- 「“Chinese Exchange”: 概観と課題」
- 報告書(和文)(453KB)
- 全員
- プロジェクト参加者の現地調査成果の集約,今後の研究計画に関する打ち合わせ
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