AA研共同研究プロジェクト
契丹語・契丹文字研究の新展開
プロジェクトについて
期間:2010-2012年度
10世紀,現中国北部~モンゴリア地域に成立した契丹(遼)では,漢語とともにモンゴル語系の「契丹語」が主要言語として通用し,「大字」と「小字」という異なるタイプの文字体系を用いて記されていた。これらは石刻史料の形態で現存するが,資料数は僅少であり,内容的にも墓誌に限られる等の偏重もあり,結果的に未だ契丹語および文字の解明には到っていない。
また従来の研究においては,契丹文字資料の研究は歴史学的見地からの研究が主流を占め,言語学的見地からの研究は充分に尽くされているとは言い難い。本プロジェクトは,契丹文字資料について,最新の言語学的研究をもとに研究・分析を行い,新たな契丹語・文字研究を目指す。
3年という時限を設定し,段階的に研究成果を示す。具体的には契丹文字碑文の検討を通じて,1)資料データの収集,2)個々の契丹文字の画像抽出,などを行い,研究者・一般が活用できる形で公開する。その上で,3)主として言語学的な視座からの研究を行い,その成果を論集等にまとめて報告・公開することを目標とする。
研究代表者 松川節(大谷大学)
プロジェクト・メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 更科慎一
- 承志
- 白石典之
- 武内康則
- 古松崇志
- 毛利英介
- 山越康裕
研究成果
研究会
- 日時:2011年10月1日(土)10:30-18:30
- 場所:AA研大会議室(303)
- 使用言語:日本語
- 共催:平成23年度科学研究費補助金(基盤研究(B))「新出土契丹文字資料・モンゴル文字資料に基づくモンゴル史の再構成」,研究代表者 大阪国際大学ビジネス学部教授 松田孝一
- 孫伯君(中国社会科学院)
- 「ロシア科学アカデミー東洋文献研究所所蔵契丹大字冊子本について」
- 呉英喆(内蒙古大学)
- 「新発見の契丹文字資料について」
- 松川節(AA研共同研究員,大谷大学)
- 「モンゴル国ドルノゴビ県の契丹大字碑文の発現経緯」
- 武内康則(AA研共同研究員,大谷大学)
- 「モンゴル国ドルノゴビ県契丹大字碑文の解読」
- 孫伯君(中国社会科学院)
- 「契丹文字の符号化について」
- 鈴木俊哉(広島大学)
- 「孫報告へのコメント」
- 全員
- 総合討論
- 日時:2011年7月9日(土) 13:30-18:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 鈴木俊哉(広島大学)
- 「西夏・女真・契丹文字の国際標準コード化動向について」
- 白石典之(AA研共同研究員,新潟大学)
- 「内モンゴル新巴爾虎左旗出土の契丹大字資料について」
- 全員
- 近年の契丹研究に関する情報交換
- 日時:2011年1月22日(土) 13:30-18:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
- 武内康則(AA研共同研究員,京都大学)
- 「統計的手法による契丹文字の音価探索の試み」
- 荒川慎太郎(AA研所員)
- 「『首届中国少数民族古籍文献国際学術研討会』参加報告」
- 全員
- 近年の契丹研究に関する情報交換
- 日時:2010年7月4日(日)10:00-15:00
- 場所:京都大学
- 武内康則(AA研共同研究員,京都大学)
- 「契丹文字・契丹語の基礎事項」
- 荒川慎太郎(AA研所員)
- 「近年の契丹小字研究について」
- 全員
- 近年の契丹研究に関する情報交換
- 日時:2010年4月24日(土)13:30-18:00
- 場所:AA研マルチメディアセミナー室(306号室)
- 松川節(AA研共同研究員,大谷大学)
- 「このプロジェクトが目指すもの」
- 武内康則(AA研共同研究員,京都大学大学院生)
- 「インディアナ大学滞在報告」
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